飲酒運転対策、アルコールが分解されるまでの時間

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飲酒運転対策、アルコールが分解されるまでの時間

アルコールの分解時間

お酒を飲み体内に入ったアルコールは肝臓の働きによって徐々に分解されていきます。アルコール分解時間の大まかな目安としては次の通りです。

【アルコール分解時間の目安】
・ビール缶350ml(アルコール度数5%)の場合・・・約2~3時間
・ビール中瓶500ml(アルコール度数5%)の場合・・・約3~4時間
・ビール中瓶500ml3本(アルコール度数5%)の場合・・・約9~12時間
・ワイン1杯125ml(アルコール度数10%)の場合・・・約1時間半~2時間
・ワイン一本750mlアルコール度数10%)の場合・・・約9~12時間

このようにアルコール度数や飲んだ量などで変わってきます。
いずれにせよ飲めば飲むほど分解に時間が掛かることは事実です。

アルコールの分解時間の計算法

続いて、さらに具体的なアルコールの分解時間を知るための計算法をご紹介します。

【アルコールの分解時間計算法】
アルコールの処理時間(h)= 飲酒量(ml)×0.8×(アルコール度数÷アルコール係数×体重(kg))

※係数はお酒の強い人は0.15・お酒の弱い人は0.1・普通の人は0.11
例えば、アルコール度数5%のビール500mlを体重60kgのお酒に弱い人が飲んだ場合、
500×0.8×0.05÷(0.1×60)=4.166となり、アルコール分解時間は約4時間となります。

飲酒運転は呼気中アルコール濃度

さて、飲酒運転は「呼気中アルコール濃度」で判断します。検問などで引っかかり、「ピー」となる棒で計測するアレですね。
この「呼気中アルコール濃度」は次のように計算します。

【呼気中アルコール濃度計算式】
呼気アルコール濃度=(飲酒した量)×(アルコール度数)÷(167)÷(自分の体重)

例えば、アルコール度数5%のビール500mlを体重60Kgの人が飲んだ場合の呼気アルコール濃度は、500×5÷167÷60=0.249となり、呼気アルコール濃度は0.249となります。

呼気アルコール濃度による罰則は次のようになります。
【呼気アルコール濃度毎の罰則】
・呼気中アルコール濃度0.15mg/l以上0.25mg/l未満の場合、「酒気帯び運転」として扱われ、違反点数14点(90日間の免許停止)3年以下の懲役または50万円以下の罰金

・呼気中アルコール濃度0.25mg/l以上の場合、「酒気帯び運転」として扱われ、違反点数25点(免許取り消し&欠格期間2年) 3年以下の懲役または50万円以下の罰金。さらに正常に歩けない、ろれつが回らない等の症状が見られた場合、「酒酔い運転」として扱われ、違反点数35点(免許取り消し&欠格期間3年)5年以下の懲役または100万円以下の罰金

上の例の0.249ですと一発で酒気帯び運転と判定されて、捕まることになります。

アルコールの分解時間としては以上となります。
アルコールの分解には時間が掛かり、ビール1本飲んだだけでも運転すればすぐに捕まる事がありますので、飲んだ後直後の運転は絶対に控えるようにしましょう。

アルコール以外にも、運転手が気を付けるべき健康管理のポイントはあります。
バス運転手は健康管理が重要!どういったことに注意が必要?

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