久しぶりでも怖くない!大型車運転のコツや注意点

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久しぶりでも怖くない!大型車運転のコツや注意点

まずは免許を確認しよう

大型車と一口に言っても、その大きさによっていくつも種類があります。軽トラック、1tトラック、および通常「2tトラック」と呼ばれているトラックは小型~中型の部類に入り、普通免許で問題なく運転ができます。しかし2tトラックを超え、3tトラック以上の場合には大型トラック扱いとなり、新たに中型免許の取得が必要です。なおこれは2007年に施行された免許制度改正以降に免許を取得した場合で、2007年6月1日以前に取得した場合には普通免許で4tトラックまで扱えます。2007年以降に免許の再取得などを行った人は、確認が必要です。

さあトラックに乗ってみよう

まず気を付けなければならないのは車両感覚の違いです。
普通の乗用車と違い大型車は座席が高い位置にあります。その為トラックなどのバンパーの前付近は完全な死角となってしまいます。
【関連記事】運転が上手くなる!車両感覚のつかみ方
次にミラーの配置です。トラックでも当然サイドミラー、バックミラーは付いていますが、サイドミラーの場合も座席の高さがネックとなり、運転席や助手席のドアの横は完全な死角です。またバックミラーは荷台に荷物が積まれると全く見えなくなります。その為運転を始める前に必ずどこまでが死角になるのかを確認しておきましょう。
運転装置でも違いがあります。特に大型トラックなどはMT車が主流です。MT車に慣れておく必要があります。ブレーキにはフットブレーキの他に排気ブレーキがあります。排気ブレーキはエンジンブレーキのように下り坂が長い道で使用するものです。下り坂は排気ブレーキを使っての減速を心がけます。

実際にトラックで走るときの注意点

■バックや方向転換
バックして方向転換するときのコツは内輪差側にある後輪を曲がり角に近づけることです。こうすることでバックしてから前に出るときに逆の角に接触しないで曲がれます。大型車の車体の長さゆえの難しさで、乗用車より余裕を持ったハンドルさばきを心がけるところです。

■左折
一番注意するポイントは内輪差です。乗用車の曲がる位置より少し前に進み素早くハンドルを左に回すようにします。後輪や車体が曲がり角部分のガードレールなどに接触しないで曲がれることを意識します。狭い交差点の場合は対向車に注意しハンドルをやや右に回してから左にハンドルを切る感覚です。

■右折
対向車の切れ目に余裕があるところで曲がるようにします。大型車は乗用車のように急加速はできないので曲がるときに時間がかかるものです。その際も早くハンドルを切り過ぎると内輪差で曲がった先に停車している車に接触することがあるので注意します。

■スピードに注意
最後に大型車の座席位置が高い位置にあるため、一般的に大型車の体感スピードは遅くなります。屋根付きのアルミバントラックだと風の抵抗が強く車体が不安定になる恐れがあるのでスピードの出し過ぎは注意です。
ブレーキの利きも乗用車より遅い感覚になるので早めのブレーキを心がけます。

以上ごくごく初歩的な注意点をまとめましたが、一度感覚がつかめてしまえば大型車の運転は決して怖いものではありません。慣れないうちはすべての動作をゆっくり確実に行うようにして焦らず注意して運転しましょう。

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