やっぱりアンパンマンが人気？　幼稚園児が好きなキャラクター

幼稚園児たちは、テレビアニメやゲームに出てくるキャラクターが大好きです。小さい子ども向けのキャラクターは定番化しているとはいっても、年齢や年ごとにトレンドもあります。現在の人気キャラクターは何なのか、2017年に株式会社バンダイが行ったアンケート「お子さまの好きなキャラクターに関する意識調査」から園児が好きなキャラクターをチェックしてみましょう。
（出典：株式会社バンダイ　バンダイこどもアンケートレポートVol.236「お子さまの好きなキャラクターに関する意識調査」http://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question236.pdf）

玩具メーカー、バンダイが0～12歳の子どもとその親800人に「子どもが好きなキャラクター」についてアンケートをとったところ、2017年の結果ではアンパンマンが総合1位となりました。
2015年に総合結果1位だった妖怪ウォッチは3位に後退し、2位にドラえもんが登場。
0歳から5歳までの年齢が低い層には「アンパンマン」「プリキュア」「戦隊もの、ヒーローもの」が定番ですが、2013～2014年の「リラックマ」、2014年の「アイカツ」などその年にとくに流行したキャラクターが登場することもあります。
ただし、1年を通して放送されている番組のような影響力は持っていないため、根強い人気は作りにくいと言えます。

3～5歳の幼稚園児に当たる男の子の人気を集めたのは、1位戦隊もの、2位ドラえもん、3位きかんしゃトーマス＆仮面ライダーシリーズでした。
2歳までは性別による好みの差がつきにくいことが特徴でしたが、3歳以降は男女による好みの差がはっきりと表れるのが特徴です。
性差の1つとして、男の子は張り合ったり戦ったりすることに惹かれる傾向があるので、ヒーローが活躍するバトル・アクションが多い作品が好まれる傾向があります。
また、トーマスのように男の子が好む鉄道や車両が登場する作品も、男の子の気持ちを満たしてくれるため人気です。
2位にランクインしているドラえもんは、6～9歳、9～12歳の男の子の間でも2位にランクインしており、子どもたちに幅広く支持されている作品であることがわかります。

3～5歳の幼稚園児に当たる女の子の人気を集めたのは、1位プリキュア、2位アンパンマン、3位ディズニープリンセス。2017年の調査結果では3位までには入っていませんが、2014年公開の「アナと雪の女王」も根強い人気を誇っています。
3歳を過ぎると女の子は、ふわふわ・ひらひらした華やかな衣装への憧れを持つようになります。プリキュアのストーリーは戦隊ものに近いものの、変身後の衣装はフリルやレースをふんだんに使った色鮮やかなものなので、ひらひら好きの女の子の気持ちをしっかりつかむことに成功。また物語も、恋愛色を排除し、成長と友情にフォーカスを当てているので親が安心して見せられる、というのも長年の人気を支えている理由の一つでしょう。
ディズニープリンセスはその名の通り、ドレスをまとったプリンセスが数多く登場するので、ひらひら衣装への欲求を満たしてくれるキャラクターです。
プリキュア、ディズニーともにコンセプトにブレがないことが、長年安定した人気を保っている秘訣と言えるでしょう。

幼稚園児たちが好きなキャラクターは毎年のように同じだと思いがちですが、実は時代やトレンドによって少しずつ移ろっているのです。
幼稚園児たちとの会話をするときには、今回のアンケート結果を参考にしてキャラクターの話題を持ち出してみるといいですね。

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