高齢ドライバーの事故を防ぐ「運転技能を鍛えるアプリ」とは

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高齢ドライバーの事故を防ぐ「運転技能を鍛えるアプリ」とは

高齢ドライバーの事故を防ぐ「運転技能を鍛えるアプリ」とは

交通事故の死亡者数は1970年をピークに減少していますが、死亡事故に占める高齢者の割合は増加中です。年齢が上がってくるとどうしても認知力、判断力などが低下してくるため、運転技能を鍛える必要があります。
そこで、東北大学と仙台放送が高齢ドライバーの事故防止を目的に、「運転技能を鍛えるアプリ」を開発しました。このアプリは高齢者ドライバーの交通事故減少に役立ってくれるのでしょうか。今回は、高齢者の交通事故増加の背景や、運転技能を鍛えるアプリについてご紹介します。

高齢者の事故が増加している

交通手段として自動車が一般的になってきた戦後、自動車の増加とともに交通事故による死亡者も増加し、ピークの1970年には16,765人を数え「交通戦争」と呼ばれるほどでした。しかし、自動車の装備や設計の向上、インフラの整備などが功を奏し2017年は3,694人と、統計を取り始めた1948年以降最少となりました。
その一方で、65歳以上の高齢者による事故の割合は年々増加しており、2016年時点では全体の22%を占めます(警視庁調べ、2018年)。
高齢者による事故の主な原因は1位が安全不確認(31.8%)、2位が交差点を安全に運転しないことによる事故(16.3%)、3位が前方不注意(10.5%)。
これは加齢とともに認知機能や判断機能が低下し、操作ミスが増加することが関係しています。

自動運転の実用化までは時間がかかる

75歳以上の死亡事故の主な原因はアクセル、ブレーキの踏み間違えといった操作ミスによるものが半数を占めます。その原因は、認知力や判断力の低下といえますが、こうした単純なミスを防ぐのに有効とされるのが自動運転技術です。
現在、各メーカーによって開発が進んでいますが、今のところはアシスト機能に留まっており、実用化や低価格化まではまだまだ時間がかかるのが現実です。
また、交通インフラが整っている都市部では運転免許の返上数も増えてきていますが、自動車なくして生活が成り立たない地方では高齢になっても運転せざるを得ないのが現状です。
そこで、東北大学加齢医学研究所と仙台放送が提携し「ドライバーの運転技能向上トレーニング」を行うアプリを開発しました。

運転技能を鍛えるアプリとはどんなもの?

東北大学と仙台放送が開発した「ドライバーの運転技能向上トレーニング」を行うアプリとはどんなものなのでしょうか?
これは、認知機能や判断力をつかさどる前頭前野を鍛えることを目的としたアプリで、テレビやタブレットなどを使って行います。
たとえば運転の際には、周囲の状況に応じて運転の操作を判断しなくてはなりませんが、アプリでは「くるくるまわる音符をタイミングよく押す」「障害物が現れたら避けるボタンを押す」という2つの動きを同時に行います。これによって認知機能や判断力を鍛えるのです。
このアプリによるゲームを続けると認知機能(作業速度)の向上を図ることができるため、運転に必要な技能アップにも期待ができるといわれています。

いつまでも安全運転を続けるために

高齢になっても安全運転を続けるためには、認知力や判断力を低下させないことが大切です。「ドライバーの運転技能向上トレーニング」アプリのように、認知力や判断力の機能向上に働きかけるツールが普及してくれば、高齢者の事故防止に役立つでしょう。

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