いまどきの幼稚園児に人気の習い事とは? ジャンル別でご紹介します!
幼稚園児に習い事は必要か?
幼稚園児のママ友の話題で必ずといっていいほど挙がるのが、習い事。「〇〇ちゃん、〇〇習ってるんだって! 」という会話は、幼稚園児の送り迎えをしているママたちの間で、あいさつ代わりに交わされているようです。また最近マスメディアで「〇〇大学に入学した学生の多くは小学校入学前から〇〇を習っていた」と取り上げられていることもあり、幼稚園児の習い事への関心は高まる一方。ここでは幼稚園児にとくに人気の習い事をいくつかご紹介します。
■習い事の必要性
人気の習い事をご紹介する前に、幼稚園児に習い事は必要かという疑問にお答えします!
幼児期の習い事は「早期教育」として、子どもの成長や進路に大きな影響を与えることがあります。習い事のすべてが将来に関わるわけではありませんが、体を使うスポーツなどは小さいうちに学ぶことで体に染み込み、恐怖心をなくして実力を発揮しやすくなるともいわれています。
人間の脳の80%は3歳までにできあがるともいわれており、特に幼児期は右脳の働きが活発であることから、運動以外の習い事も効果的であるとされています。
一例として語学(外国語)・ピアノ・フラッシュカード・そろばんなどの学習系や芸術系の科目は、子どものうちにスタートしておくと思わぬ才能が育っていく可能性があります。
また、「キッザニア」ではドライビングシミュレーターを搭載した運転免許試験場が新たに登場し、運転を擬似的に体験できるようになりました。乗り物が好きな子であれば、早い段階で運転シミュレーションを体験させてあげることで、安全運転への知識や運転への心構えができることでしょう。
必ずしも習い事を強制すべきではありませんが、基礎力をつけるという意味では、その子にとってもっとも最適と思われるものを幼少期に習わせてあげると良いかもしれません。
親や周囲の影響を受けるなどして、子どもが「やってみたい」という気持ちになった場合、早いうちにその領域に踏み込ませてあげれば「好きなこと」へとレベルアップする可能性があります。
幼稚園児に人気の教育系の習い事は?
教育系の習い事は「小学校に入学するまでに数や語学を理解すると、授業にスムーズについていけるから」という理由で昔から幼稚園児に定番の人気の習い事。とくに幼稚園児の習い事として教育系で人気のものはいったい何でしょうか?
■英会話
2020年小学校3年生から外国語活動が始まります。既に低学年の授業に英語を組み込んでいるところも。その影響もあり、幼稚園児の習い事として英会話は人気が高いです。
■幼児教室
就学前にはひらがなの読み書きや簡単な計算を身に付けて、良いかたちで小学校のスタートを切らせてあげたい、という理由で人気の幼児教室。また「入園前から幼児教室に通っていて子ども自身が楽しんでいるから」という理由で通っている家庭も多いようです。
幼稚園児に人気の芸術系の習い事は?
ここ数年で話題の「〇〇大学に入学した学生は小学校入学前から〇〇を習っていた」でよく挙がる芸術系。とくに幼稚園児に人気の芸術系の習い事は何でしょうか?
■ピアノ
習い事の定番中の定番ピアノ。「音感を養うことができるので」「手指を動かすから脳の発達が期待できる」ことなどが人気の大きな理由。因みに「東京大学に入学した学生の多くは小学校入学前からピアノを習っていた」と何度がマスメディアで取り上げられ、今まで以上に幼稚園児の習い事として人気が出ています。
■書道
「きれいな字が書けるようになるから」という理由だけが、書道が幼稚園児の習い事として人気の理由ではありません。「集中力を身に付けることができるから」「敬語や礼儀作法を身に付けることができると思うので」ということも幼稚園児に人気の習い事の理由です。
幼稚園児に人気のスポーツ系の習い事は?
今も昔も人気のスポーツ系の習い事。幼稚園児にとくに人気の習い事とは何でしょうか?
■水泳
幼稚園児に人気の習い事といえば水泳。水泳を“はじめての習い事”に選ぶ家庭は多いようです。ではなぜ多くの家庭で幼稚園児に水泳を習わせたいと希望するのでしょうか。それは「体力がつくから」「学校では水泳をしっかり教えてもらえないので」「水が苦手だから慣れさせるため」などが主な理由のようです。
■ダンス
ダンスも幼稚園児に人気の習い事。その理由は「音楽に合わせて踊るのでリズム感が身につく」「ダンスをすることで表現力が身につき人間関係でも役に立つから」などです。
習い事選びのポイント
幼児の習い事選びにはいくつかのポイントがあります。以下の項目を特に押さえておきましょう。
子どもの好奇心を伸ばすもの
強制ではなく自発的であること
学習が先取りできる科目や内容
第一に、子ども自身がもつ好奇心を伸ばしていける科目が理想的です。親から強制的に何かを習わされた場合、「好きでもないのに続けてきた」とネガティブな気持ちに陥りやすく、才能として伸ばせるかどうかは不透明です。
強制ではなくあくまでも子どもが自発的に行うもの、たとえば親が日本語と英語のバイリンガルである場合「自分も英語を話してみたい」と思えば、その子の興味や好奇心を刺激するものとして英語を学ばせてあげることができます。
さらに、学校での学習が先取りできる内容もおすすめです。たとえば体操などのスポーツは幼少期の必須科目ではありませんが、小学校から高校まで体育の授業が行われたときに、身体能力を高めておくことであらゆる競技に対応しやすくなります。
もちろん親からの強制であってはいけませんが、その子自身が楽しんで実力をつけていけるものであれば、どんどん挑戦させてあげたいところです。
■最後に
幼稚園児の習い事の中でもとくに人気のものを紹介しました。幼稚園児の習い事には多くのメリットが。習い事を通じて“お友だちづくり”がスムーズに行え、小学生活を楽しむことができます。「できた! 」が増えると自信が養われ、公私共に積極的に物事に取り組む姿勢が身につきます。幼稚園児から始めた習い事が大人になるまで続く可能性は高くないと思います。しかし幼稚園時代の習い事が、何らかの形でお子さんの人生に役に立つことは間違いないでしょう。