運転中の目の疲れに要注意! 知っておきたい疲れ目対策
運転中の目の疲れに要注意!
運転中は無意識のうちに目を酷使しているため、瞬きが減少してしまいます。通常、瞬きは1分間に15~18回程度行われますが、運転中は7~12回にまで減ってしまうと言われており、目が乾きやすい状態になってしまっているのです。
瞬きの回数の減少だけでなくエアコンが顔に当たることでも目を乾燥させ、疲れ目やドライアイを引き起こすと考えられています。
また、注意が必要なのが「実用視力」の低下です。
視力検査で視力が良いと判断された人でも、ドライアイを引き起こしたためにそのときの視力が低下してしまうことがあります。運転中は検査時の視力よりも低下していることがあるため事故を起こす危険性が増してしまうのです。
目の疲れをやわらげるケア方法
■運転の途中に仮眠をとる
運転中は緊張状態にあるため、交感神経が優位な状態が続きます。自律神経のバランスが崩れてしまうため、運転の途中で仮眠をとってリラックスしましょう。
仮眠の際は、蒸しタオルをあてて目を温めると疲れ目やドライアイの症状をやわらげることができます。
■ストレッチで首や肩のコリをほぐす
運転中は同じ姿勢が続くため、血行が悪くなり、さらにはハンドルを握り続けるため首や肩のコリを引き起こします。
運転を休止したら、首と肩のコリをほぐすことが大切です。
首を左右前後にゆっくり動かしましょう。肩を上下に動かして肩をリラックスする方法も効果的です。
■ツボを押して疲れを解消
・目の疲れをほぐすツボ
目の疲れをほぐす「睛明(せいめい)」というツボが、目頭の内側よりもやや上のくぼんだ部分にあります。目をぎゅっと閉じながら、このツボを右手の親指と人差し指で挟むようにして上向きに押したり、円を描いたりして刺激しましょう。
・肩こりをほぐすツボ
「肩井(けんせい)」や「曲池(きょくち)」というツボが肩のコリをほぐすのに有効です。
肩井は首を前に傾けたときに、後ろの首筋に出っ張る骨と肩の端を結んだ線の中点にあります。この点を人差し指と中指、薬指で3秒押し込み、これを3回繰り返しましょう。
曲池は、肘をまげたときにできるシワの親指側の一番端にあります。
以上に紹介したツボを押すことで、眼精疲労をやわらげる効果が期待できます。
最後に
ツボはちょっとした時間に刺激することができるため、ぜひ覚えて日頃から刺激するようにしましょう。
また、何よりも効果があるのが休憩をとることです。長時間運転する際は、疲労が蓄積される前に定期的に休憩をとるように時間を調整することが大切ですよ。