初心者タクシードライバー必見! タクシードライバーの基本仕事術!
タクシーの基本的な営業形態とは
タクシーには、「流し」「付け待ち」「無線配車」という3つの営業形態があります。
ここでは、初心者タクシードライバーやタクシードライバーへの転職を考えている方に向けて3つの営業形態の概要と、おすすめの「流し」の仕事術をご紹介します。
「流し」とは
タクシーで街中を走行しながらタクシーの利用客を探すことを「流し」と言います。“タクシーの仕事”と聞いたとき、この流しをイメージする方が多いでしょう。流しはやり方次第で、1日の利用客が大きく変わってきます。
タクシーの売上を最も左右する営業形態と言えます。
「付け待ち」とは
駅前や病院前などにあるタクシー乗り場で利用客を待つ営業形態を「付け待ち」と言います。付け待ちは、タクシーを利用したいと思っている人が訪れる場所であるため、ある程度利用客が見込めます。しかし、時間帯によっては利用客がほとんどいない場合もあるため注意が必要です。
また、タクシー乗り場のない一般の路上で利用客を待つことを「辻待ち」と言いますが、付け待ちよりも利用客が得られる可能性は低く、警察に注意される可能性があります。
「無線配車」とは
タクシー会社にかかってきた電話を受けて、タクシーが利用客を迎えにいくという営業形態が「無線配車」です。最近では、スマートフォンのアプリからタクシーを呼ぶサービスが増えてきました。これも無線配車と言えます。
アプリで簡単にタクシーを呼べるようになってから、タクシーの利用客が増え、無線配車での売り上げも業界全体で伸びています。
「流し」で収入をアップさせるには?
・需要のある時間帯を把握する
どんな時間であればタクシーが利用されるかを把握しておきましょう。
ただ人が多い時間を狙うだけではいけません。バスの時間などを覚えて、バスに乗り遅れた人を狙ったり、繁華街のお客さんが帰宅する時間を狙うなどがポイントです。
・人が集まるイベントをチェックする
日常的に需要が見込める時間を把握したら、次は単発でお客さんが狙えるイベントなどの情報を収集しましょう。イベント会場の周辺や最寄り駅で流しをすることで急いでいる人や道に迷っている人を乗せることができます。
イベントの開始時間前と終了時間はもちろん、大きなイベントでは前日などもおすすめです。イベントの準備や撤去をするスタッフの需要が見込めます。
・「空車」サインを見せる
タクシーを利用したい人は、目の前を走る「空車」のサインを見ています。
利用したい人が気軽に手をあげてタクシーを止められるようにするために、前の車と車間距離をとって「空車」を見やすくしましょう。
・交差点で先頭になる
交差点の先頭は「空車」がよく見えるだけでなく、利用客がタクシーを捕まえやすくなります。少し離れたところから小走りに乗車してくることもあるでしょう。
特に複数斜線の交差点の場合は、左車線が絶好の営業位置です。タクシーを探している人に見つかりやすく乗車もしやすくなります。
タクシーで収入を増やすには、流しをどれだけ効率よく行えるかがポイントです。
ここでご紹介した仕事術を活かして流しを行いましょう。初心者タクシードライバーは道が覚えきれていないことも多いです。道が不安だという方は、利用客を降ろした後に自分が走った道を地図で確認するようにしましょう。周辺の地理を理解して道も覚えやすくなりますよ。