会話も大事！　タクシードライバーのための話題のネタ作り

タクシードライバーの仕事は、お客さんを目的地に送り届けるだけではありません。
お客さんと会話をすることも接客業としての仕事になります。
またお客さんとの会話が上手にできれば、ドライバーや会社のイメージアップになりますし、リピーターになってくれるかもしれません。
しかし、タクシードライバーの中には話下手で、「どう話題をふったら良いのか分からない」という方もいるでしょう。
ここでは会話に困らないためのネタ作りのコツをご紹介します。

タクシーでの移動中ずっと無言が続くと、お客さんにとって息苦しい空間となってしまいます。そのタクシー会社は利用されなくなるかもしれません。
このためドライバーはお客さんに話題をふる必要があります。

タクシードライバーであれば当然、老若男女さまざまなお客さんを乗せることになります。場合によっては外国人を乗せることもあるでしょう。
また、スーツケースを持ってこれから海外旅行をするような出で立ちだったり、仕事の移動だったりとお客さんの状況もさまざまです。
このためタクシードライバーはどんな客さんでも、会話が成立するような共通のネタを持っていること、お客さんに合わせて話題をふれるくらい、さまざまなジャンルに興味を持たなければいけません。

会話のきっかけづくりには次のものがあります。
・天気
・季節
・ニュース（政治、社会問題や芸能関係）
・スポーツ
・ギャンブル

ドライバーが押さえておくべき会話の基本と言えます。しかし、ギャンブルには関心のない人が多いため、注意が必要です。
では、どんな人でも関心のあるものと言えば何か？　となると、一番有効なのが「天気」になります。特に台風の時期は、ラジオで台風のニュースを流しながら「この後どうなるか」などを話していきましょう。
また、お客さんが旅行に出かける場合なども天気が会話のきっかけにちょうど良いでしょう。国内であれば、ニュースで全国の天気が確認できますし、海外であればお客さんに旅行先の気候などを聞くことで、会話が成立します。

話題をふるときは、その話が膨らむかどうかがポイントです。
高齢の夫婦にアイドルの話題をふっても、「そうなんですか」で会話が終わってしまう可能性が高いです。
先にもご紹介したように、お客さんに合った話題であること、さらに自ら話し出してくれるような話題をふることが会話のポイントです。
会話のきっかけが終わったら細かくジャンル分けして話を膨らませてみましょう。
・気候
・趣味、道楽
・旅行
・テレビ
・家族
・健康
・仕事
・ファッション
・食べ物
・住居（街や地域）
など

以上が、より会話が続きやすい話題になります。お客さんのリアクションや服装等を観察して、話が自然に続きそうなものを選びましょう。

会話は、話題をふればいいというものではありません。話題をふっても、盛り上がらずに終わってしまったら余計に気まずい空気になってしまいます。会話をするには話題をふるだけでなく、お客さんの疑問やリアクションから拾い上げることが大切です。
また、政治や芸能人などに関してはそれぞれの考え方があります、自分の意見を話すよりも、相手に話してもらうことを意識するようにしましょう。

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