幼稚園に「モンスターペアレント」が増えた理由とは?
モンスターペアレントとは?
「モンスターペアレント」とは、学校など教育機関側に、身勝手で理不尽な要求や指摘をする“親”を指します。
例えば、「自分の子供を学級委員長にしろ、手厚く扱え」、「自分の子供の成績が悪いのは学校や教師のせい」といった無理な要求(クレーム)をおこなう親です。
モンスターペアレントは、特に1990年代後半ごろより増加傾向になり、今なお増え続けているようです。
また学校に限った話ではなく、幼稚園や保育園などに通う子供の親にもみられるようになっています。
例えば、幼稚園の送迎バスのドライバーであれば、「交通事情で遅れたなど知らない、私も仕事があるのだから時間どおりにきて」、「うちの生活スタイルに合わないから、迎えの時間をずらして」などとモンスターペアレントから無理な要求や指摘を受けるケースもあるようです。
モンスターペアレントが増えた理由とは
モンスターペアレントが増えた理由としては、次のようなものが挙げられます。
・肩身の狭い思いをしている
日ごろの仕事などで肩身の狭い思いをしているなどストレスを溜めている方が、それを発散すべくモンスターペアレントになってしまうケースがあるようです。「ストレス社会」と言われている現代の社会の在り方もモンスターペアレントの増加に関わっていると言えるでしょう。
・コミュニケーション不足
家族や友人、親同士などのコミュニケーションが不足していると、偏った考えを抱きやすくモンスターペアレントになってしまう傾向が強くなります。「無縁社会」と言われるとおり、社会全体でコミュニケーションや人付き合いが減ってきたことも、モンスターペアレントの増加に関わっていると言えるでしょう。
・ネットの普及
インターネットの普及により個人の考えが尊重されやすい時代となり、また偏った考えを通すことがネット上では主流となりつつあります。それらに感化された親たちがモンスターペアレント化しているというのも原因のひとつであると言えるでしょう。
モンスターペアレントに出会った際の対処法
送迎バスのドライバーがモンスターペアレントと出会った場合、やってはならないのが反論することです。無理に反論や指摘を返すと、モンスターペアレントを挑発する形となり、さらに事態を悪化させてしまうかもしれません。
理不尽であっても「ご指摘頂きありがとうございます」、「申し訳ありません」など控えめな態度で怒りを和らげることが大切です。あまりに酷い場合や収拾が付かない場合は、幼稚園側に連絡し協力を仰ぐようにしましょう。
なお注意したいのは、その場しのぎの口約束をしないことです。「今後改善していきます」などと軽率に口約束をしてしまうと、実現できなかった場合に再びクレームがくる恐れがあります。
モンスターペアレントは今後さらに増えていく可能性があります。送迎バスのドライバーとしてもモンスターペアレントをよく理解し、上手く乗り切っていくことが求められてきます。
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