実は女性向き？　女性ドライバーの求人が増えている理由

ひと昔前は、ドライバー職の求人には男性が集まるのが一般的でしたが、近年は女性でドライバー職を目指す方も多くなってきており、実際に採用されている方も増えています。
企業側も、「女性ドライバー歓迎」、「女性ドライバーが働きやすい職場」をアピールし女性を呼び込む姿勢を強めており、中には「女性限定」で募集する会社もあるほどです。
男女雇用の平等のためこういった試みをしている企業もありますが、一方で女性ならではの魅力や資質に目を付け、能力を目的に女性を求めている企業もあります。

ドライバー職といってもただ運転をしているだけでなく、時に接客が求められることもあります。例えばタクシードライバー、バスドライバー、住宅への配送ドライバーなどです。この手のドライバー職は、お客さんと直に対話をする機会も多く、それも仕事のうちとなります。
接客力やコミュニケーション力というのは本質的に男性より女性の方が高い傾向があり、この部分の力に目を付け、女性ドライバーを積極的に募集している企業が増えてきているのです。
特にタクシードライバーについてはそれが顕著であり、「女性の一人乗りでも安心して乗れるタクシー」、「買い物や子供の送り迎えなどを安心して任せられる女性タクシードライバー」などの需要が高まっています。

女性ドライバーであってもドライバー職である以上やるべきことはしっかりとこなさなければなりません。お客さん側からみれば、基本的に男性・女性は関係ありません。
女性ならではの壁となるのが、まず「肉体的」な問題です。トラックドライバーや配送ドライバーなどの場合は、自分一人で大きな荷物の積み下ろしをする必要が出てきますが、女性は男性より肉体的な力が劣るためこの部分が一つの壁となってきます。
またもう一つ「トイレ」の問題。女性の場合、トイレに時間も掛かりますし、運送・運搬業界の場合、女性のトイレ自体が用意されておらず用を足すのに苦労することも。
女性ドライバーを採用したいがこういった女性ならではの問題を懸念している企業も多く、採用される側、する側どちらにとっても壁となっている要素です。
際に働いている女性ドライバー人口も増えてきています。
今後はより女性ドライバーが定着した社会になるかもしれません。興味のある方はぜひドライバー職の求人にも目を通してみてください。