高齢者ドライバーの事故はなぜ増える? 事故原因と予防方法

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高齢者ドライバーの事故はなぜ増える? 事故原因と予防方法

なぜ高齢者の事故が増えたのか?

高齢者の事故がなぜ増えているのでしょうか? この原因の1つに高齢化社会があります。
もともと、高齢者は身体能力の低下によって事故を起こしやすい状態にあると言えます。その高齢者がこの10年間で700万人も“増えた”ことで、高齢者が起こす事故が増えているのです。
高齢者のドライバーが車を運転する際は、自身の身体能力について細かく把握しておく必要があるのです。

70歳以上の高齢者が事故で亡くなる割合

警察庁は2016年に発表した「自動車乗車中の交通事故死者数(2015年)」によれば、2005年から2015年の10年間で、2746名から1322名に減少しています。ただ、2015年の件数のうち70歳以上が約39%を占める結果となりました。
そのほとんどが、70歳以上の方自身が運転している際に生じた事故だとみられています。
高齢者の方々の運転が、事故につながりやすいと言えるでしょう。
実際に高齢者の方々は、若い時期に比べてさまざまな変化が身体的に起こっていると考えられます。それは次の項で紹介いたします。

身体的変化と具体的な内容

高齢者の身体的変化とそれに起因する事故をご紹介します。
認知機能
・視力の低下
視力の低下や視野が狭まることによって相手の車を見落としたり、速度を誤認することで出会い頭の衝突をする恐れが高くなります。また、信号や標識、子供や自転車など見落としてしまうことも多くなります。

・聴力の低下
聴力が低下することで、「他の車のエンジンの音が聞き取れない」「緊急車両の接近に気付けない」「踏切の警報が聞き取れない」など、危険を察知する能力が低下します。

判断能力の低下
とっさの判断や遅れ、操作を誤りやすくなります。一度に複数の操作をする能力が低下することで、判断・決定の情報処理に時間がかかるようになるためです。

操作能力の低下
先の判断能力の低下と身体能力の低下が相まって、瞬間的対応ができなくなります。
また、今までの経験から機敏で巧みな運転ができるという自信と、現在の身体能力に差があるために操作ミスを起こしやすくなります。
これが、ブレーキとアクセルの踏み間違えにつながるのです。

高齢者ドライバーによる交通事故を予防するには

◇身体的・認知能力の変化を自覚する
高齢になれば、動体視力や聴力が低下するものです。また、集中力を持続できなくなるために、危険の察知が遅くなります。このため「車間を十分に取ること」「安全な速度で注意深く運転をすること」「こまめに休憩を取ること」が大切です。また、運転前には体調を確認するようにしましょう。
さらに「複数の情報が入ってきた際、適切に処理をする能力が低くなっている」という点についても十分に理解しましょう。車を運転する際は、あらかじめ地図や道順を把握しておき、複雑な交差点などがある場合は避けることをおすすめします。

◇安全運転装備を付けさせる
車に自動ブレーキシステムや、はみだし警報、後方視界情報などの安全運転装備を取り付けるのも効果的な対策です。現在では、アクセルとブレーキを踏み間違えても状況に応じて誤発進を防止するという装置が開発されています。
こういったアシスト機能を使うことで高齢者ドライバーの事故を予防することができます。

高齢者ドライバーによる事故は、簡単にはなくすことはできません。高齢者の加齢による身体能力の変化は、防ぎようのないものです。しかし、身体能力の変化に気づかないにも関わらず、「運転能力は落ちていない」という意識のために事故を起こしやすくなります。
事故を防止するためにも、自己の現在の身体・認知能力を確認することが大切です。

安全運転サポート車の普及

安全運転サポート車(サポカー)は、政府が主導する高齢者による交通事故防止対策の一環として推奨されている、先進安全技術を搭載した自動車です。

横断歩道を横断中の歩行者に近づいた際に作動する「衝突被害軽減ブレーキ」は車の安全な停止をサポートする機能。

高速道路走行中は、センターラインをはみ出しそうになった際に「車線逸脱警報システム」が作動します。

現在、75歳以上の高齢者の運転による死亡事故件数は横ばいで推移していますが、令和元年(2019年)の件数は401件と決して少なくはありません。

平成31年警察白書によれば、死亡事故の人的要因の30%が操作不敵(ハンドルやブレーキなど)であるという結果も発表されているため、安全運転サポート車の普及によって操作不敵を防ぐことが事故防止に役立つと考えられています。

安全運転サポート車の実装や購入には「サポカー補助金」が活用できます。車の購入から後付け用の装置までさまざまな製品に適用されています。

※補助金制度は令和3年度まで延長中。
※車両のタイプや製品による上限額が設定されています。
※サポカー試乗会は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっています。

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