バスの運転中にイライラした時に試したい対処法4つ
(1)深呼吸する
運転中というのは、渋滞やほかのドライバーの運転マナーの悪さなどについついイライラしてしまうことがあるものです。路線バスのドライバーの場合は、さまざまな事情が重なって運行時間がうまく調整できないことにイライラしてしまうこともあるでしょう。また、幼稚園の送迎バスのドライバーなら、子どもたちが興奮して急に大声を上げたときなどについイラッとすることもあるかもしれませんね。
プライベートで運転中の車内でなら、声に出して悪態をついたり大声で歌でも歌ったりして気を紛らわせるという手もありますが、仕事中にはそういうわけにもいきません。
単純な方法ですが、「深呼吸」は、イライラを抑えることに役立ちます。イライラしているときというのは、興奮して呼吸が浅くなっているものです。この状態になると血管が収縮し、血圧も上がります。
ゆっくりと息を吐き出し、深く息を吸いこむことを繰り返すと、自然と呼吸が整い、気持ちが落ち着いてくるはずです。
運転中にイライラしたら、まずは深呼吸して冷静さを取り戻すように心がけましょう。
(2)ガムやキャンディでリラックス
勤務中にガムを噛んだりキャンディをなめたりすることが認められるかどうかは、仕事の内容にもよると思いますが、禁止されていないのであればこれらもイライラを収めることに役立ってくれます。
甘いものを摂ると、幸せホルモンと呼ばれる脳内物質「セロトニン」の分泌が一時的に増加します。セロトニンには幸福感や満足感を高め、ストレスに対抗しやすくなる働きがあります。どうにもイライラしてしまうときには、甘いものを少し摂るのも有効なのです。
(3)イライラに効くツボを押す
信号待ちや停車中などのタイミングに試したいイライラ解消法として、手のツボを押すという方法もあります。
イライラに効果的なツボとして「神門(しんもん)」があります。これはてのひらと手首の付け根にある横ジワの上、小指から下ろしてきた線と交わるあたりにあるツボです。指でそのあたりを押してみると少しへこんでいるところがあるのでわかると思います。
手首を後ろ側から4本の指で支え、親指でこのツボを押します。そのまま手首をてのひら側、手の甲側へとそれぞれゆっくりと倒す動作を数回繰り返します。ツボを刺激しているうちに、自然とイライラが収まってくるはずです。
(4)楽しいことに意識を向ける
イライラしてしまうときは、どうしても「イライラの原因」のことに意識が向いてしまっているものです。考えれば考えるほど理不尽に思えたり腹が立ったりして余計にイライラが募るもの。だけど、考え続けたところで事態の改善にはつながりません。イライラの原因について考え続けるのはやめて、気持ちを切り替えて楽しい予定や好きなもののことを思い浮かべてみるのもイライラした気持ちを抑えることにつながるでしょう。
以上、バスドライバーが運転中にイライラしてしまったときに試したい対処法を4つご紹介しました。イライラしたまま運転することは、危険運転につながる場合もあります。上手にイライラを抑える方法を自分なりに用意しておきましょう。
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