アンパンマンはなぜ人気? 園児達に愛される理由
アンパンマンの顔が好きなる!
心理学者のR.L.ファンツが生まれたばかりの赤ちゃんを対象に、「視覚で何を好むのか」を調べる実験を行いました。その結果、「赤ちゃんは人の顔あるいは顔が描かれたイラスト」を好んで見ているということが分かったのです。
また、他の心理学者のルネ・スピッツが行った実験によると、生後3か月の赤ちゃんは「正面を向いた顔やイラストを見るとほほえむ」ということが明らかになりました。額と鼻と両目があればお面でも乳児は微笑みます。顔の一部を隠すと微笑むのをやめてしまうため、“正面”であることが大切なのです。
アンパンマンは顔が分かりやすく、多くのシーンで前を向いています。さらに、子供は丸い形や赤い色を好むため、アンパンマンはまさに赤ちゃんや幼児に好まれるための存在としても言い過ぎではないでしょう。
正義の味方と分かりやすいストーリー
アメリカのエール大学では、まだ言葉を理解していない6ヵ月の赤ちゃんに対して道徳心を探る実験が行われました。
実験内容は、赤ちゃんに山を登る赤いボールと赤いボールを助ける黄色の正方形、赤いボールを邪魔する緑の三角形を登場するアニメを見せたあと、アニメに登場した3種類のおもちゃを渡し、1つを選択させるというものです。実験の結果、8割の赤ちゃんが赤いボールを助ける黄色の正方形を選んだそうです。このことから赤ちゃんは困っている人を助けるという“正義の味方”を理解して好んでいるということが分かります。
アンパンマンは、分かりやすいシンプルなストーリーのため、多くの子どもに愛されていると考えられます。絵や映像をみただけでも「バイキンマンが登場→騒動を起こす→アンパンマンがバイキンマンを退治→街に平和が戻る」という流れが分かりますよね。
名前の呼びやすさ
乳児は生後4か月くらいから簡単な発生ができるようになります。離乳食が始まると口や唇の筋肉がきたえられ「バー」などの子音が発音できるようになります。
「アンパンマン」は乳児にとっても発音しやすい言葉であるため、自分からも呼びかけることができより一層アニメやキャラクターに夢中になれるのです。
最近では、赤ちゃんが最初に発声する言葉のランキングで1位にも上がるほどです。
いくつになってもアンパンマンが好き
ここでご紹介したように、顔の特徴やシナリオなどさまざまな点で子供たちを魅了するキャラクターであり作品だということが分かります。また乳児のころから見続けることでより親しみは湧いてくるでしょう。
また、「親が子供に見せたい」というのもアンパンマンが好きな子供が多い理由です。
絵が苦手な人でもアンパンマンの顔を描けるというのが大きなポイントでしょう。
子どもたちを送り迎えするバスのドライバーは、なかなか子供たちと触れ合うことがないかもしれません。だからこそ子供たちとの会話が生まれるように少し工夫をしてみましょう。
アンパンマンを上手く描けるように練習して、紙に描いてプレゼントしたり、子供たちの座席から見える場所にアンパンマンのぬいぐるみを置いたりしてみてはいかがでしょうか?
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