バス運転手が採用時に受ける適性検査とは?詳細を解説
バス運転手が採用時に受ける適性検査とは?詳細を解説
バスの運転手には、安全なバス運行にともなう各種能力を備えていることが求められます。そのため、近年では、多くのバス運行会社にて、面接・採用時に行う適性検査の導入が進められています。
ここでは、バス運転手の適性検査にまつわる詳細情報について解説します。
バス運転手の採用時に実施される適性検査とは
バス運転手の面接・採用時には、適性検査の受検を求められるケースが多い傾向にあります。バス運転手の採用時に実施される適性検査では、自動車事故対策機構の監修により開発された「NASVA」が用いられます。
NASVAには、実際のバスに搭載されている装置(ハンドル・ブレーキ・アクセル)が備え付けられており、まるでゲームセンターのレーシングゲーム感覚で適性検査を進めていきます。また、NASVAを受けることで、バスの運転に関する長所や短所など、自分自身(受検者)の運転にまつわるクセを測定することが可能です。
適性検査を実施する目的
適性検査を実施する目的は、受検者の運転にまつわるクセを測定したうえで、交通事故の防止・抑制を図ることにあります。NASVAの受検が完了した後、自身の運転にまつわる適正能力をグラフ化したものがプリントアウトされます。
プリントアウトされた用紙には、「思いやり運転レベル」や「判断動作のタイミング」「各種動作の正確さ」など、運転に関する細かな項目が設けられています。そのため、「自分の運転には、どのような欠点や弱点があるのか?」といったポイントを細部に至るまで細かく確認することが可能です。
また、自身の運転にまつわる欠点や弱点について理解・把握することは、バス運転手としての事故発生リスクを減少させることにつながります。
適性検査の流れ
NASVAを活用した適性検査を受けるにあたり、まずは、適性検査の項目や具体的な流れなどについて理解しておくことが大切です。
適性検査の項目や具体的な流れの詳細については以下のとおりです。
■適性検査の項目と具体的な流れ
・各種動作の正確さ
「次々に発生するトラブルに対して、適切に対処することができるのか?」を検査する。
・判断動作のタイミング
運転にまつわる各種動作のタイミングを基に、「適切な判断ができているのか?」を検査する。
・各種注意ポイントへの配分具合
「運転時に起こりうる注意ポイントに対して、適切な注意の配分を行えているのか?」を検査する。
・視覚機能の検査
周辺視野や眼球運動、動体視力などを測定する。
・安全運転への思考/危険に対する感受性
「安全運転に関する思考・考え方」や「運転にともなう各種危険の予測および判断の妥当性」について検査する。
適性検査の実施は事故防止につながる
バス運転手の面接・採用時には、職務中の事故発生リスクを防止する目的から、NASVAを活用した適性検査を受けることが求められます。また、NASVAでは、各ドライバーの運転能力や判断力・視覚力など、バス運転手に必要な能力レベルを細かな項目の基、正確に測定されます。
そのため、バス運転手への転職を検討する際は、あらかじめNASVAの概要や特徴、詳しい検査項目などについて入念にリサーチしておきましょう。
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