バス運転手の心が温かくなるいい話
バス運転手の心が温かくなるいい話
私たちを目的地まで運送してくれるバス運転手。同じルートをただ行き来しているだけと思いきや、とても心温まるエピソードも多いようです。ここでは、そんなバス運転手の“心がホッと温かくなるいい話”を紹介しています。普段バスを利用している方も、あまり利用していない方も、ぜひ読んでみてください。
バス運転手の心温まるいい話をご紹介
人手不足が慢性化していると言われているバス運転手。しかし人々が移動するために必要不可欠な交通手段であり、日常生活においては当たり前の存在と言っても過言ではないでしょう。そんなバスを運転している「バス運転手」の心温まるいい話を紹介します。
■迷惑客を途中下車させたバス運転手の話
病気を患っており、車椅子生活の10歳の男の子と母親が通院日でバスに乗ったときのお話です。バスには車椅子専用の席があり、車椅子の人が乗車すると席を外すのがマナーになっています。しかしこの日2人は席から立たされたお客さんからひどい暴言を喰らってしまいました。その暴言も直接親子に言うのではなく、聞えよがしの雑談のようなもの。それも小さい子供を連れている母親グループだったのです。
あまりひどい暴言に息子も「お母さん、降りようか?」と言いましたが、耳が聞こえにくいため音量を調整できず母親グループに丸聞こえ。今度は普通の声で「きも!」と言われてしまいました。耐えられず母親は「息子の件で何かご迷惑を?」と返したものの、嘲笑うようにさらにひどい言葉を喰らってしまったのです。
諦めて降りようとしたとき、バス停に停車したあと運転手さんが「奥さん、ここで降りてください」と一言。自分たちに言われたのとばかり思い「苦情を入れて二度と利用しない」とガッカリしていると、実は暴言を吐いていた母親グループに対してだったのです。母親グループは納得がいかなかったようで「クレーム入れてやる!」と懲りない様子でしたが、乗車賃は要らないからと下車させ一件落着。温かいバス運転手に救われた親子のお話でした。
■ギャン泣きする赤ちゃんを抱えた母親を気づかうバス運転手の話
都会のバスは毎日多くのお客さんで溢れています。冬場は人が多いと暖かく感じますが、それでも混雑すると人の熱気と暖房で居心地が悪くなってしまいます。大人でもしんどいこの状況で、赤ちゃんはもっと大変です。静かなバスで突然泣きはじめる赤ちゃん。その泣き声は止むことなく延々と続き、そのままバスは目的地の新宿へ向かって走っていました。途中バス停で停車したとき、人混みの中からギャン泣きした赤ちゃんを抱えたお母さんが「すみません!降ります」と一言。運転手さんが「目的地はどこですか?」と尋ねたところ小さな声で「新宿駅まで行きたいのですが、子供が泣くので降ります」と答えました。
すると運転手さんはマイクを使って乗客にその旨を説明します。そして最後に「皆さん少しの時間、お母さんと赤ちゃんを一緒に乗せて行ってください」と言いました。そのときバスの中は一斉に拍手が起こり、その拍手は「OKのサイン」になり、お母さんと赤ちゃんは目的地の新宿までバスに乗って向かうことができたのでした。
■ちょっとした嬉しいバス運転手のエピソード
名鉄バスに乗っているとき、降りる準備をしていたら膝の上に乗せていた荷物が落下。バスを降りるときに、運転手さんから「曲がるときちょっとスピードが速くなってごめんね」と一言。お客さんをきちんと見ているんだなというエピソードです。
*バス運転手さんにとても親切にしてもらったので、そのお礼をバス会社に電話をしたら涙ぐみながら感謝されたお話。普段クレームの電話が多いようで感動してしまったようです。お礼を電話するお客さんも素敵。
バス運転手の心温まる話で世の中捨てたもんじゃない?
普段お客さんを運送しているだけと思いきや、乗客の状況をきちんと把握し正しい判断を下すバス運転手も存在することがわかりました。もちろん乗っている側も当たり前に乗るのではなく、周囲を気づかいながら降りるときは「ありがとう」と一言感謝を伝えたいものです。
送迎バス運転手求人をお探しなら日本運転手求人センターへ