塾の送迎バス運転手になるには?働き方・免許・注意点
塾の送迎バス運転手になるには?働き方・免許・注意点
ひと口に塾の送迎バス運転手と言っても、生徒の人数や塾の規模によって働き方が異なります。ここでは、塾の送迎バスで使用するバスの種類や、必要な免許について解説しています。普通免許でも運行はできるのでしょうか?送迎バスの運転手として働きたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
塾の送迎バス運転手の働き方
塾の送迎バス運転手は、文字どおり塾に通う生徒を送迎するのが目的です。塾の規模によって使用しているバスの種類は異なります。ここでは塾の送迎バス運転手の働き方について解説します。
「使用しているバスの種類」
先ほども述べたように、塾の規模によって異なります。大手の有名塾であれば生徒や教室の数が多いので、マイクロバスや中型バスを利用していることが多いですが、小規模の場合はハイエースなど小型バスがほとんどです。基本的に大型バス・中型バス・小型バスの3種類が用いられていることが多いでしょう。ちなみに乗車人数は、大型バス:75~80人乗り・中型バス:45人乗り・マイクロバス:28人乗りとなっています。地元密着型の小規模塾の場合、自宅まで送迎してくれるところもあります。
「勤務時間や休日について」
勤務時間は、小中高の下校時間に合わせて。塾が終わった後のみ運行する塾もありますが、行き帰りの送迎を行う場合は、15~16時頃運行されるのがほとんどです。塾が終わり生徒を送迎するまでが勤務時間なるため、終了するのは23時頃です。もちろん、塾によって異なりますので、各塾の求人を確認してみてください。
休日は日曜日・祝日が多く、月曜から土曜までは勤務しています。基本的に塾が開いている日は送迎が必要になると考えておくと良いでしょう。複数の運転手がいる場合はローテーションになります。
塾の送迎に使われる車について
塾の送迎に使われるバスについては先ほど述べましたが、より詳しく解説します。
「生徒の人数によって異なる」
生徒や塾の規模によって変わってきます。そのため大手の有名塾であれば当然大型バスが用いられますし、地元密着の塾なら小型バスやマイクロバスが用いられます。なかには自宅まで送迎してくれるところもあり、塾によって大きく変動するでしょう。
・大型バス
路線バスと同じ大きさのバスです。乗車定員が75~80人なので、大手有名塾でなければ利用することはほとんどありません。また大型バスということで「大型2種自動車運転免許」が必要になります。
・中型バス
有名塾とまではいかなくても、生徒の人数が大きい場合は中型バスが用いられます。大型バスも中型バスも比較的生徒の数が多い塾が利用しており、中型バスの場合は「中型免許」が求められます。
・小型バス
地元密着や生徒が少ない塾は、小型バスがほとんどです。ただし乗車定員は20~25人と中型バスとあまり変わりません。また必要な免許も「普通免許」だけで良いので運転免許さえ取得していれば誰でも運転できます。
塾の送迎バスの仕事での注意点
生徒がきちんと家に帰宅できるように、安全な走行を心がけなければいけません。また塾の送迎バスは添乗員が付かないので、生徒の乗せ忘れに十分注意する必要があります。生徒の送迎管理はすべて運転手が行うため、きちんと対応できることが大切でしょう。夜間の走行が多いので“安全運転”であることも必要不可欠です。
塾の送迎バスは簡単なようで難しい?
小型バスであれば、普通免許で運転できるので簡単なように見えますが、安全に生徒を送迎したり、生徒の乗せ忘れに気をつけたりと、注意しなければいけない点がいくつかあります。また大型バスを運転する場合は、たとえ料金を取っていなくても二種免許が必要になるので気をつけましょう。意外と簡単なようで難しいのが、塾の送迎バス運転手です。