送迎バスには二種免許が必要!免許取得方法やかかる費用も紹介

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送迎バスには二種免許が必要!免許取得方法やかかる費用も紹介

送迎バスに必要な二種免許!取得方法やかかる費用は?

各種運転免許には、一種・二種といったカテゴリーが設けられています。また、二種免許を必要とする職種にも細かな規定が定められているため、「自身が就職希望する職業では二種免許が必要になってくるのか?」といったポイントを入念に確認しておくことが重要です。

ここでは、送迎バスのドライバーにスポットを当てたうえで、「二種免許取得の概要」や「送迎バスドライバーの二種免許所持が不要なケース」について紹介します。

送迎バスのドライバーとして就職・勤務する場合、二種免許「主に中型二種免許」の取得が必要になってきます。

ここでは、送迎バスを運転する際に必要な二種免許の取得方法・取得費用について紹介します。

・二種免許の取得方法

二種免許の取得は、原則として一種免許と同様の取得方法が用いられています。具体的な二種免許の取得方法については以下のとおりです。

■技能試験を直接受験する方法

技能試験を直接受験する方法とは、受験者自身が直接、運転試験場へ足を運んだうえで、適性試験・技能試験・学科試験を受ける方法のことを指します。技能試験を直接受験する方法には、1回目の試験ですべての科目をパスできた場合、免許取得に費やすコストと時間を大幅に削減できるといったメリットがあります。

■運転教習所に通う方法

運転教習所に通う方法は、あらかじめ決められた学科教習と技能教習をすべて受けたうえで、適性試験や学科試験などの試験の合格を目指す方法のことを指します。運転教習所に通う方法は、運転の基礎から学ぶことができるため、各種試験に合格できる可能性が高い方法でもあります。

・二種免許の取得にかかる費用

運転教習所に通いながら二種免許の取得を目指すには、二種免許の教習を実施している運転教習所に通う必要があります。また、日本全国の運転教習所では、「通学プラン」と「合宿プラン」の2コースが設けられているケースが多くあります。各コースの具体的な費用については以下のとおりです。

■普通二種免許の取得

・普通免許をすでに所持している場合
通学プラン:194,765円
合宿プラン:記載なし

・大型・中型免許をすでに所持している場合
通学プラン:180,185円
合宿プラン:200,340円

■中型二種免許の取得

・普通二種免許をすでに所持している場合
通学プラン:152,491円
合宿プラン:記載なし

・大型・中型免許をすでに所持している場合
通学プラン:237,000円
合宿プラン:259,200円

■大型二種免許の取得

・中型免許をすでに所持している場合
通学プラン:302,410円
合宿プラン:383,400円

・大型免許をすでに所持している場合
通学プラン:250,989円
合宿プラン:281,800円

※料金は自動車学校によって一部変動します。

合格の難易度

中型二種免許の合格難易度は2007年に61.8%(平均受験回数:1.6回)で、難易度は毎年数%変化しているものの2019年には59.0%であり、60%前後から大きな変動はみられません。

普通自動車免許の難易度が70%程度であることを踏まえるとやや難易度が高い印象ですが、けん引二種免許は2019年に22.7%、大型二種免許は2019年に56.8%のため、他の二種免許に比べると合格率は高くなっています。

中型二種免許の難易度が60%前後であるのは、学科試験で90%以上の得点+技能試験で80%以上の得点が必要であるためです。

二種は商業目的で車両を運転するための免許なので、人名や荷物を預かる者として一種よりも厳しく基準が設けられています。自己流での運転にならないよう、技能教習で身につけた正しい方法で実技試験に臨むことが大切です。

直接運転試験場へ行き一発合格を狙う方法もありますが、自動車教習所で学んでから試験を受ける方法のほうが少ない回数で合格しやすいとされています。

二種免許を確実に取得するならば自動車教習所へ通学、または合宿によって知識と技能を身につけることをおすすめします。

二種免許が不要なケースもある?

送迎バスのドライバー職のなかには、二種免許が不要なケースも存在します。たとえば、幼稚園や老人ホームなどの送迎バスドライバーは、二種免許を必要としない場合が多いです。

なぜなら、「送迎サービス自体で収益を得ている車を運転する場合には二種免許を必要とする」といった規定が道路交通法で定められているからです。幼稚園や老人ホームなどの施設では、「子どもの保育」や「老人の介護」といったサービスをメインに提供しています。そのため、各施設までの送迎は、あくまでメインとなるサービスを受けるための移動手段にすぎないのです。

とはいえ、前述にあげた幼稚園や老人ホームの送迎バスであっても、「利用者から送迎料金を徴収している」や「専門業者にバス運行業務を委託している」などの場合には、送迎バスのドライバーは二種免許を所持しておく必要があります。

入校前に準備するもの

二種免許取得のために自動車学校へ入校する際、準備するものは以下の通りです。

 入学申込書(入校申込書)
 身分証明書
 免許証
 住民票
 印鑑
 筆記用具
 教習費用
 メガネやコンタクトレンズなど

入学・入校申込書は自動車学校の中で受け取ることができるほか、配布場所で受け取ってから自宅で記入を済ませたものを持参することもできます。

身分証明書には、パスポートや住民基本台帳カードなどが該当します。すでに免許証を持っている場合は身分証明書として提示できるほか、すでに取得した免許の証明も行えます。

住民票は現住所を証明するための書類なので、1人につき1通の提出が求められます。印鑑は正式な提出書類として証明・捺印するために持参します。

筆記用具は教習所でも借りることができますが、使い慣れたものがあると安心です。シャープペン・鉛筆などを使う場合は消しゴムも使い慣れたものを用意しましょう。

教習費用は教習所によって異なるため、受講前に金額を確認のうえ持参してください。

メガネ・コンタクトレンズは、入校に必要な要件を満たしているか確認するために持参します。安全に運転するために、裸眼視力が片目0.3以上・両目0.7以上がなくてはなりません。

二種免許の取得を検討しよう

送迎バスのドライバー職に就くためには、二種免許の取得が必要不可欠となる場合が多くあります。とはいえ、送迎バスドライバーのなかには、必ずしも二種免許を所持しておく必要がないケースも存在するため、あらかじめ就職先となる会社・施設に対して送迎サービスの概要を確認しておくことが大切です。

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