安全第一! 幼稚園バス運転手に求められることとは

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安全第一! 幼稚園バス運転手に求められることとは

安全第一! 幼稚園バス運転手に求められることとは

運転が好きで、小さな子どもが好きな人なら、「幼稚園の送迎バスの運転手ってどんな感じの仕事なんだろう?」と考えてみたり、具体的に就業を検討してみたりすることもあるのではないでしょうか。
そんな幼稚園バスの運転手を目指す人や、これから幼稚園バスの運転手として仕事を始める人が知っておきたい注意点などについてお伝えします。

幼稚園バスの運転手になるには

幼稚園バスの運転手の雇用形態は、運転手専門の派遣・委託会社などと契約して働くケースと、幼稚園などと直接契約して雇用されるケースがあります。直接雇用の場合は、送迎時のバス運転手としての仕事以外にも園内での用務員としての仕事を兼任することも多いです。
直接雇用のメリットとして、幼稚園の職員としての保護者や園児とのかかわりが多いことも挙げられます。
派遣や委託会社のメリットは、幼稚園との相性が合わなかった場合は、他の幼稚園への異動や、その他の運転手への異動も容易です。
運転手専門の会社であれば、研修なども充実しており運転技術の向上を目指している方にはお勧めです。
幼稚園によって送迎バスに用いる車種が異なるため、必要になる運転免許証も普通・中型・大型と変わってきます。基本的には幼稚園が所有している車両を運転する場合は、二種免許は必要ありません。

幼稚園バスには安全運転が求められる

幼稚園バスの運転手として働くうえで、何より求められるのが安全運転です。

現在のところ、幼稚園バスの幼児座席にはシートベルトの設置が義務付けられていません。これは、幼児の体型に合うシートベルトがないことや、緊急時の脱出が困難になることなどを考慮したものですが、一方で接触事故などの際のケガの原因となるとも考えられています。

国土交通省が2013年に発表した調査結果によれば、2008年までの10年間で発生した幼稚園バスの交通事故件数は2,248件。年平均では約225件となっています。また、幼児の負傷者数は年平均93人でした。10年間の負傷者のうち、死亡者はなく、重傷者が6名。99%が軽傷でした。大半が軽傷とは言え、少なくない数の事故とそれによる負傷が起きていることがわかります。

発進や停止の際、またカーブでの運転などには細心の注意を払う必要があります。幼稚園バスの運転手になる人は、以前にもワンマンバスや観光バスなどの運転手として仕事をしていた人も多いですが、子どもを乗せる場合には大人の場合とは異なる視点での安全確認が必要になります。車内の子どもたちの様子にも注意し、停留所付近では子どもが飛び出してこないかなどにも常に安全に気を配ることが求められるのです。

自身の体調管理も大切!

幼稚園バスの運転手として働く場合、一人の運転手が専任で送迎を行うケースが多いです。代わりに運転できる人がいないため、急なお休みなどで仕事に穴を空けるわけにはいきません。
幼稚園バスの運転手として働く人は、ご自身の体調管理にも十分に注意して、遅刻や欠勤などのないように心がけることも大切だと言えます。
幼稚園で働く際には、事前に自身が休んだ時の、代替えドライバーの有無などを確認しておくことも必要です。

以上、幼稚園バスの運転手に求められることについてお伝えしました。これから幼稚園バス運転手として働きたいと思っている方は、ぜひ参考になさってください。


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