バス運転手の休みはどうなっている？

バス運転手になりたいと考えているのなら、どれくらい休みが取れるのかも事前に確認しておきたいところです。そこで、気になる普段の休みや、休暇制度、有休休暇についてご紹介します。
運転手として働き始めたあと、きちんと休めるのか不安に感じている方はぜひ参考にしてみてください。

どのタイミングで休みが取れるのかは職種によっても変わります。代表例をご紹介しましょう。

・観光バス・路線バスの運転手
休日は不規則で、週に1～2回程度の休みが設けられています。シフト制であるため、事前に取り決められていたお休みはしっかり取れることに加え、拘束時間が長い運転手に関しては、中休みもあるので安心です。
観光バスの場合、土日や祝日は繁忙期となるため、このタイミングでお休みを取るのはなかなか難しいといえるでしょう。

・高速バス
高速バスの場合、一日当たりの勤務時間が長くなりやすいですが、1週間に1～2回程度の休日があるので、しっかり休むことができるでしょう。2勤1休や4勤1休のようになることもありますが、中距離運転の後は連休が取れる職場も多いといえます。ただ、連休といっても、その前日までに溜まった疲れをしっかり取らなければならないので、予定を入れる際にはよく考えなければなりません。

・送迎バス
どこで働くかによっても変わりますが、土日に休みが取れたり、長期休暇もしっかり取れたりするところが多いといえます。総合的にみてみると4週8休が基本となっていますが、あくまで基本であり、就職する会社によって異なるため注意が必要です。

年末年始や夏季休暇が取れるかは職場によって異なります。例えば、観光バスや路線バス、高速バスの場合、お正月やゴールデンウィーク、夏休み期間中などはその他の時期に比べ、公共交通機関が必要とされる時期にあたるため、有給すら認められないケースも多いです。


送迎バスに関しても同じといえます。年末年始などの時期だとしても、普段と同じく送迎を必要とする企業や病院、ケアホームなどと契約しているのなら、長期休みになることはありません。

そのため、夏季休暇などを含め、一般的な休みと時期をずらしてとることもあります。また、慶弔休暇、育児休業などの休暇制度に関しては、どこまで認められるかが会社によって異なるので、よく確認しておきましょう。

有給休暇についてですが、その業者にとっての繁忙期にあたる時期に取るのはなかなか難しいと考えておいたほうが良いです。例えば、紅葉の名所として知られる場所の観光バスの運転手が、紅葉の美しい時期に連続して有給休暇を取るのは厳しいといえます。

しかし、そうでない時期であれば問題なく有給休暇が取れたという方も多いです。また、有給休暇を取りたい日に、代わりに出てくれる運転手がいるのなら問題ないといったところもあります。

会社によって有給休暇の消化率が大きく変わるため、このあたりもよく確認したうえで就職先を選ぶようにしてみてはいかがでしょうか。会社によっては、有給休暇ほぼ100％を実現しているところもあります。

一般的な休みについてご紹介してきましたが、必ずしもご紹介した形で休日が設定されているわけではありません。また、従業員の数が少なく、働いている人でうまく休みを調整してカバーしなければならないようなケースもあります。
一方で人材が足りていて、有給休暇なども比較的取りやすい環境が整っているところもあるので、職場によって環境が大きく変わるということを理解しておきましょう。

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