ペーパードライバーは送迎バスの仕事は無理?必要な素養とは?
ペーパードライバーは送迎バスの仕事は無理?必要な素養とは?
送迎バスの仕事といえば、運転に自信のある方がするものというイメージがありますが、中にはペーパードライバーであるものの、挑戦したいと考えている方もいるようです。ペーパードライバーでも可能なのでしょうか。
そもそも、どのような内容の仕事を担当することになるのかわからないという方のため、特徴などについてもご紹介します。
資格だけじゃない!送迎バスの運転手の素養とは?
残念ながら、基本的にペーパードライバーだと送迎バスの運転手になることはできません。なぜなら、たくさんのお客さんを乗せて走る以上、命を預かる責任があるからです。
ペーパードライバーが運転するバスに安心して乗れるか?と考えた際に、乗れると答える方はほぼいないでしょう。バス会社の中には「未経験者歓迎」として運転士を募集している所もありますが、これはあくまで送迎バスの運転が初めてな人であり、「ペーパードライバーでも問題ない」という意味ではありません。
未経験者でも積極的に採用している会社は、きちんとした研修制度を設けていることが多く、未経験者の状態彼でも十分な知識と経験を身に付けて安心して働くことができます。具体的にどのような研修制度が用意されているのかは各会社によって異なるので、事前にチェックしておきましょう。
・必要な素養
車体が大きいバスの場合、カーブでもうまく曲がりきるための技術力が必要ですし、各ミラーをうまく使いこなすような経験も必要です。当然ながら運転技術に自信がある方でなければなりません。
万が一の飛び出しなどにも十分注意し、事故を起こすことなくお客さんを送り届けることのできる運転技術が必要です。
送迎バスの運転手の仕事は運転だけじゃない?
ただ運転するだけではなく、車両点検を行うのも運転手の仕事になります。タイヤの空気圧のほか、エンジンルーム内にあるオイルの確認、各種機器のチェックを行うのも重要な仕事です。
また、人が乗る以上、接客も求められます。挨拶をするのはもちろんのこと、何か聞かれた時には丁寧に答えられる、対人スキルも必要です。
会社としては、コミュニケーション能力がある人を雇いたいと感じるのは当然のことですし、お客さんが気持ちよく乗れるように様々な対応をしなければなりません。
お客さんが降りて営業所に戻ったあとは、車内に忘れ物がないか確認をするのも運転手の仕事です。
送迎バスの運転手に向いている人はこんな人
当然ながら運転する事が好きな人でなければ勤まりません。職場によっては1日に何時間も運転することになるので、長時間の運転でも集中力を保てるというのも必須条件です。
運転中は常に事故などのリスクに備えて、緊張感を持ってハンドル操作をしなければならないので、体力的にも疲れます。ずっと座っているといっても、ある程度の体力は必要になると考えておきましょう。
また、体調管理の得意な方のほうが向いています。頻繁に体調を崩して休んでしまうようだと、代わりの運転手を見つけるため事業者にも迷惑をかけてしまうので、体調管理に取り組んでいきましょう。
ペーパードライバーならまずは運転技術の向上から
ペーパードライバーであるものの、バスの運転手になりたいと考えている方は、まずは普段から頻繁に車を運転するようにして、基本的な運転技術の向上から目指していきましょう。
そこで自信がついてから、未経験者でも歓迎している会社に応募するというのが一般的な流れです。
お客さんが安心して乗れるような運転技術を身に付けた上で、再度検討してみましょう。