高速バスの運転手になるには？必要な準備をお教えします

お客様を安全に目的地まで届ける高速バス運転手に憧れていませんか。高速バス運転手になるにはどのような免許が必要なのでしょうか。このページでは、高速バス運転手に必要な免許と採用後のキャリアプランなどを解説しています。以下の情報を参考にすることで、高速バス運転手になる方法がわかるはずです。

高速バス運転手になるには次の免許などが必要です。

・大型2種免許が必要
高速バス運転手になるには、大型2種免許が必要です。1種免許と2種免許の大きな違いは、お客様を車両に乗せられるかどうかです。1種免許は許可された車両を運転するために必要な免許、2種免許は許可された車両でお客様を目的地まで運ぶために必要な免許という位置づけになります。高速バスはお客様を目的地まで運ぶバスなので、大型2種免許が必要です。

・大型2種免許を取得するには3年以上の運転歴が必要
大型2種免許を取得するには、いくつかの条件を満たさなくてはなりません。主な条件として挙げられるのは以下の2点です。

・満21歳以上であること
・普通免許・準中型免許・中型免許・大型免許または大型特殊免許を取得してから3年以上の運転歴があること（政令で定めるものは2年以上）

希望すれば誰でも取得できるわけではない点に注意が必要です。普通免許などを取得してから3年以上（あるいは2年以上）が経過していなければ大型2種免許を取得できません。

・普通免許取得後3年以上であれば入社できるケースが多い
高速バスの運転に大型2種免許は欠かせません。しかし、入社時から求められるケースはそれほど多くないようです。多くのバス会社などは、入社後に免許取得支援を行っています。このような企業であれば、大型2種免許を取得していなくても入社することは可能です。ただし、普通免許取などを取得してから3年以上の運転歴を求められることはあります。高速バス運転手を目指す方は、各社が設定している条件を確認しましょう。

高速バス運転手のキャリアの築き方はさまざまです。キャリアプランの一例を紹介します。

・入社後は研修を受ける
バス会社などに入社後、最初に受けるのが研修です。具体的な内容は勤務先で異なりますが、安全に関する研修や運転技術に関する研修などを受けることになります。また、大型2種免許を取得していない方は、自動車学校へ入学して免許を取得します。

・路線バスで経験を積む
最初から高速バス運転手としてスタートするケースもありますが、まずは路線バスで経験を積むケースが多いようです。ある程度の経験を積むと、高速バス運転手へキャリアアップできます。

・観光バス運転手へキャリアアップ
高速バス運転手として経験を積むと、観光バス運転手にキャリアアップできるケースがあります。もちろん、高速バス運転手としてのキャリアを続けることも可能です。

・指導職や管理職へ
高速バス運転手として活躍することで、指導職や管理職にキャリアアップできるケースもあります。高速バス運転手には、さまざまなキャリアアップの道があるのです。

高速バス運転手になるには大型2種免許が必要です。ただし、入社時から求められるケースはそれほど多くありません。基本的には、普通免許などを取得してから3年以上経過していれば高速バス運転手を目指せると考えられます。詳しい条件は、企業により異なるので募集要項などを確認する必要があります。以上を参考に、高速バス運転手を目指してみてはいかがでしょうか。