貸切バスの交代運転手とは?配置基準について解説

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貸切バスの交代運転手とは?配置基準について解説

貸切バスの交代運転手について

貸切バスは、利用スケジュールにより交代運転手が必要になることがあります。

交換運転手が不要か必要かで料金が大きく変わるため、利用前に必要となる条件を知りスケジュールを組むことがおすすめです。

そこで、交代運転手について詳しく解説します。

貸切バスの交代運転手とは?

貸切バスの交代運転手とは、スケジュールにより必要となる交代の運転手のことです。

国土交通省が定める交替運転手の配置基準により、1名のスケジュールに上限が決められていて、それを超えると交代の運転手が必要となります。

料金が高くなる原因として交代運転手がありますので、依頼する前に確認することがおすすめです。


「なぜ交替運転手の配置基準があるの?」

交替運転手の配置基準が改定され明確化されたのが、一つの事故がきっかけでした。

2012年に関越自動車道で起きた高速ツアーバス事故を起こし、7人の方が亡くなりました。

事故のきっかけが過労による居眠りで、バス会社の労働状況が大きく問題視され、改善のために交替運転手の配置基準が改定され明確化されています。

交替運転手の配置基準は事故以前にもありましたが、距離について決められておらず不明確でした。

新たに距離を設定することで明確化され、交代運転手が必要となるケースが増えています。

交代運転手が必要になることで料金が高くなりますが、これは、乗客だけでなく運転手を守るための法律なので、その点は理解して利用検討しましょう。

交替運転手の配置基準

交替運転手の配置基準を知ることで、どのようなスケジュールになると交代運転手が必要になるかが分かります。

料金に深く関わりますので、まずは交替運転手の配置基準を知っておきましょう。


「交替運転手の配置基準の詳細」

以下の条件を超えてしまうと交代運転手が必要になります。

1、拘束時間が16時間を超える
2、運転時間が2日を平均して1日9時間を超えてしまう
3、連続運転時間が4時間を超えてしまう
4、運転者1人あたり昼間500km、夜間400kmを超えてしまう
5、昼夜走行を行う場合600kmを超えてしまう

これらの条件を一つでも超えてしまうと、交代運転手が必要となります。

時間に余裕がないスケジュールになっていたり、長い距離の走行が必要となると交代運転手の必要が高まるため、料金を抑える際は注意が必要です。

料金を高くしないためにも、スケジュールに余裕を持たせ、1日の走行をできるだけ抑えるようにすることがおすすめです。

交代運転手付き貸切バスの料金

交代運転手付きの貸切バス利用は、ワンマン貸切バスに比べて高くなります。

では、実際どのくらい高くなるのかをご紹介します。


「ワンマンに比べて1.5倍から2倍」

交代運転手付き貸切バスはワンマンに比べて、1.5倍から2倍ほど高くなります。

例えば中型バスを5万円ほどで借りたとします。

距離が一緒で借りた時間が一緒でもスケジュールにより交代運転手が必要になると、7.5万円から10万円程かかります。

バス会社比較の際は、交代運転手が必要になるとどれだけ割増になるのかも見ることがおすすめです。


「交代運転手が用意できず断られることも」

交代運転手が必要になると料金が高くなるだけでなく、バス会社によって断られることがあります。

バス運転手不足は深刻化しており、交代運転手が用意できないことは珍しくありません。

交代運転手を用意できないと運行できないため断られてしまいます。

料金だけでなく交代運転手付きでも貸してくれるかどうかも注目して選びましょう。

配置基準内かの確認が大切

交代運転手は法律で決められており、利用者は決めることが出来ません。

そのため、安く抑えるのなら交替運転手の配置基準内のスケジュールにする必要があります。

見積もりをお願いする前に、まずは現在計画しているスケジュールで交代運転手が必要かどうかを今一度確かめてみましょう。

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