女性のトラック運転手が増加傾向？理由や給料について解説！

今までは、男性が多いというイメージがあったトラック運転手ですが、近年では女性のトラック運転手も増えている傾向にあります。

なぜ女性のトラック運転手が増えているのか、理由や給料について、細かい部分を解説していくので、参考にしてみてください。

物流業界で、増加傾向にあると言われている女性のトラック運転手はどれくらいの人数がいるのでしょうか。詳しい内容を紹介していきます。

・女性トラック運転手は2万人

総務省が行ったとされている平成25年の労働力調査では、女性のトラック運転手の人数は、2万人程度とされています。

トラック運転手全体の2％程度になるので、まだまだ多いとは言えないのが現状です。

・大型免許を取得している女性は13万人以上

実際に物流業界で、トラック運転手として活躍している女性ドライバーは、現状では少ないのですが、大型免許を取得している女性は、13万人以上と言われています。

特に、国土交通省が女性のトラック運転手を増やすために、「トラガール促進プロジェクト」を実施したことにより、女性が働きやすい環境が整えられつつあるのです。

女性のトラック運転手が、近年では増加傾向にある理由は、どのようなことが関係しているのでしょうか。女性のトラック運転手が増えている理由を解説していきます。

・トラガール促進プロジェクトの影響

国土交通省が推進している「トラガール促進プロジェクト」は、サイト上で現役の女性ドライバーにスポットを当てるといった内容になっています。

免許の取得方法や女性のトラック運転手の魅力とは、どんなところなのか、現役で活躍している女性のトラック運転手から情報を伝えてもらうことで、興味を持っている女性がトラック運転手を目指せるようにするといったプロジェクト内容です。

・労働環境を改善

トラガール促進プロジェクトにより、実際に働いている女性のトラック運転手から寄せられた意見が現場に反映される動きが活発化されました。

その影響で、女性用のトイレが完備された、女性であることを理由に応募を断られるといった問題が少しずつ改善され、労働環境が整備されるようになっています。

女性のトラック運転手になる上で、気になる部分が給料についてです。女性のトラック運転手の給料は、どれくらいなのか、平均的な給料について紹介していきます。

・男性とは年収100万円の差がある

平均的に男性のトラック運転手と比較すると、女性のトラック運転手の年収は、100万円ほど差がある状況と言われています。月収で換算すると、平均で8万円ほど、女性ドライバーの方が低いとされているのです。

女性のトラック運転手の方が、給料が安い理由としては、長年勤めているドライバーが男性の方が多いということや育児などを理由に、時短勤務する女性がいるということが関係しています。

・今後は給料に差が出ない環境が整えられる

働いている仕事内容が一緒であれば、男女で給料の差が出ることは、労働基準的にも問題になります。そのため、今後は同一の仕事内容であれば、男女に給料の差が出ないように、配慮する会社が増えてくるでしょう。

女性も活躍しやすい、労働環境が今後整えられていることが予想されるので、女性でトラック運転手を目指す方も増えてくることが想定されます。

今までは、男性が多いというイメージであったトラック運転手ですが、国土交通省が発表したトラガール促進プロジェクトによって、女性が活躍できる労働環境が整いつつあります。

ただ会社によっては、女性が活躍できる環境が整っていない会社もあるので、トラック運転手を目指す女性は、応募条件をしっかり確認しましょう。