大型2種免許を取得するためにかかる費用の相場をご紹介します
大型2種免許を取得するのにかかる費用について
乗客を目的地まで運ぶバス送迎運転手になるためには、「大型2種免許」の取得が必要になるケースがあります。そんな大型2種免許ですが、取得するためにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は、大型2種免許を取得するためにかかる費用を紹介していくので、参考にしてみてください。
大型2種免許を取得するためにかかる費用相場
大型2種免許は取得する方法によって、かかる費用相場が異なります。どのような取得方法が自分には向いているのか、事前に把握してから大型2種免許の取得を行うことが大切です。
まず集中的に時間を設けて大型2種免許を取得する方法として、「合宿免許」があります。合宿免許では、短い期間で技能と学科を学ぶことができるので、すぐに大型2種免許を取得したい方におすすめの取得方法です。合宿免許の費用相場は、25万円前後になります。
次に通常の時間で、元々決められた時間に大型2種免許を取得する方法として「通学免許」があります。通学免許の場合、資格取得にかかる時間は、合宿免許よりも長くなる傾向にあるのが特徴です。通学免許の費用相場は、30万円前後になります。
「一発試験」の場合は、難しい大型車両の運転を一発で合格する必要があるため、合格する確率が低い試験方法です。ただ他の資格取得の方法と比較すると、短時間で大型2種免許を取得することができる可能性があります。一発試験の費用相場は4万円前後が相場です。
費用相場としては、一発試験が安い傾向にあります。ですが、合格率が10%以下となっており、取得が難しいので万人におすすめできる方法ではありません。
時間がある方であれば、合宿免許が資格取得しやすい方法ですが、仕事をしながら資格取得を目指すなら通学免許で資格取得する必要があるでしょう。
大型2種免許取得にかかる時間
大型2種免許を取得するためにかかる時間は、資格取得方法によって異なります。どれくらいの時間がかかるのか、詳しい方法を紹介していくので、参考にしてみてください。
・合宿免許
合宿免許で大型2種免許を取得する場合、最短で7日で卒業することができ、そこから試験場で筆記試験を行います。問題なく合格することができれば、短期間で大型2種免許を取得することが可能です。
・通学免許
通学免許で大型2種免許を取得する場合、最短で12日で卒業することができ、そこから筆記試験を行います。合宿免許よりも、時間がかかる免許取得方法ですが、仕事がある方でも時間の合間に資格取得を目指すことができる取得方法です。
・一発試験
一発試験で大型2種免許を取得する場合、合格することができれば、すぐに大型2種免許を取得することができます。
ただそれまでの練習が必要になることから、手間と時間がかかる可能性が高いでしょう。大型2種免許の試験で行う大型車両の運転は、普通自動車とは操作感が異なります。
そのためには、練習が必要になるため、専門的な指導者を雇って教えてもらう必要があるでしょう。その分を含めると、合宿免許や通学免許よりも資格取得する時間がかかってしまうことが想定されます。
大型2種免許取得までの教習の流れ
大型2種免許を取得するには、学科試験・技能試験の2種類に合格しなければなりません。教習の流れとしては、「自動車教習所で学ぶ方法」と「運転免許試験場で試験を受ける方法」の2種類に分けられます。
●自動車教習所で学ぶ方法の流れ
自動車教習所へ入所(通学・合宿)し、学科・技能教習を受講します。すべての教科科目を受講後、修了検定に合格すると仮免許が発行され、第2段階教習へ移行します。
学科・技能教習を経て卒業検定を受け、合格後に卒業証明書が交付され、運転免許試験場にて第2種のための本免試験・適性試験を受け、合格後に免許証が発行されます。
●運転免許試験場で試験を受ける方法の流れ
運転免許試験場で第2種の学科試験を受験し、合格後に技能試験が行われます。技能試験に合格した後、自動車教習所で取得時講習と呼ばれる講義を受講し、その後運転免許試験場で免許証が発行されます。
こちらのケースでは教習所へ行かずに直接試験を受けることが可能ですが、一発試験の難易度は非常に高くなっています。大型免許をすでに取得している場合でも合格が難しいとされているため、自動車教習所で学んでから試験を受けるケースが一般的です。
大型2種免許を取得する場合は自分に合った方法を選ぶ
大型2種免許を取得するためにかかる費用は、取得方法によって異なります。休みを利用して、一気に資格取得に向けて行動したい方は、合宿免許がおすすめです。
他にも、仕事終わりや休日を利用して、じっくり大型2種免許取得に向けて行動したいという方は、通学免許がいいでしょう。
すでに技能を身につけていて、ある程度の知識があるという方は、一発試験に臨む方法もあります。
どれも取得方法が異なるので、それぞれの費用相場を参考に、自分に合った資格取得方法を選択してみてください。