バス運転手の退職金事情|老後計画に抑えるべきこと
最初に…
「バス運転手って退職金は貰えるの?」「バス運転手の退職金はどれくらい?」など、バス運転手における退職金について疑問を抱えている方は多いものです。
世間では「不況が影響して十分な退職金が得られない」といった声を聞くことも増えましたが、バス業界の退職金に関してはどうなのでしょうか。
今回はバス運転手における、退職金事情について詳しく解説。業界しか知らない、退職金の真相について把握しておきましょう。
バス運転手の退職金は「期待できない」が事実
バス運転手の退職金については、結論からいうと「期待できない」というのが事実です。
実際、バス運転手に関する求人内容を確認してみると、退職金に関する項目が空白になっていたり、退職金の詳細が記入されていないケースが少なくありません。
仮に、退職金の制度が設けられていたとしても、安価な退職金となっていることも多く、十分な退職金を得られるケースはごくわずかといえます。
ただし、「退職金」が期待できないのはあくまでも「民間のバス会社」の場合です。路線バスのような公務員のバス運転手の場合は、退職金が充実しているのが一般的。老後を見据えてバス運転手として働くのであれば、公務員として働くのも一つの手です。
近年は待遇改善として退職金を見直しているバス会社も
近年、バス運転手の人手が不足している、ということから退職金制度を見直しているバス会社が増えつつあります。
もともと、バス運転手は「キツそう」「辛そう」「大変そう」といったネガティブイメージが蔓延している職業の一つ。人材を確保すること自体が難しい職業ともいえます。それに追い打ちをかけるように、日本の人口減少や高齢社会などの波によって、さらにバス運転手の人手不足は深刻になりました。
こうした背景から、民間のバス会社の中には公務員と同程度の退職金制度を採用し始めたところがあり、徐々にバス運転手の退職金問題が改善されてきています。
バス運転手として働くことを検討中の方は、こうした「待遇改善」が積極的に行われているバス会社を選択することが大切です。
定年後も働ける環境・仕事内容がポイント
バス運転手は「定年後」も働ける仕事です。
現時点では、全てのバス会社が退職金制度を見直しているとは言えないのが事実。運よく待遇の良いバス会社が見つかるか、公務員として働くか、といった状況でないと、十分な退職金を得るのは難しいといえます。仮に、退職金が無いバス会社に入社してしまった場合、老後の経済的な余裕に不安を感じてしまうでしょう。
しかし、バス運転手は「体力」「健康」などの条件がクリアできれば、定年後も働くことができます。日本は特に、年金の受給可能な年齢が高くなっているため、少しでも長く働ける仕事を選ぶ必要があるといえるでしょう。
バス運転手の退職金は改善されつつある
今回は、バス運転手の退職金事情について詳しく解説しました。
バス運転手の退職金事情に関しては、あまり期待できないのが現状です。しかし、人手不足問題を受け、退職金制度を見直しているバス会社は徐々に増えつつあります。
まだまだ全てのバス会社が退職金制度を見直す、といった状況ではないものの、今後はより退職金制度を見直す会社が増えることが予測されます。
現在、バス運転手として働くことを検討している方は、退職金事情も考慮したうえで、改めて今後の就職・転職活動について計画を立てると良いでしょう。
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