バス運転手の年収とは？公務員と民間の違いを解説

「バス運転手の年収ってどれくらい？」「公務員と民間ではどれくらいの差があるの？」など、バス運転手における年収について疑問を感じている方が多いのではないでしょうか。
バス運転手の年収は「公務員」と「民間」で違いがあり、意外にも収入に差があります。そこで、今回はバス運転手における公務員と民間の年収の違いについてご紹介。バス運転手として就職・転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

公務員のバス運転手の年収は、平均で「677万円」といわれています。
これは、バス運転手に関わらず、男性全体の平均年収「521万円」を上回る年収であり、比較的高額な収入を得られているといえます。
そもそも公務員は平均年収が高い傾向にあり、公務員全体の平均年収は600～700万円です。そのため、公務員としてバス運転手になると、必然的にやや高額な年収となります。
しかし、公務員の場合は入社すぐから上記の年収を得られるわけではないことがほとんどです。勤続年数に応じて年収が上がることがほとんどであるため、最初は平均よりも低い年収からスタートとなる可能性が高いです。
とはいえ、倒産の心配が少ないなど、安定性の高さは魅力といえるでしょう。

民間のバス運転手の年収は平均で「435万円」です。上述した公務員のバス運転手と比較すると、その差は242万円。非常に大きな差があることが分かります。
もちろん、雇用条件やバス会社の規模によって収入には大きな差があるものの、公務員バスよりもはるかに少ない収入であるのが事実なのです。
そのため、収入を重視してバス運転手へと就職・転職する場合は、民間のバス運転であると、満足できる収入を得られない可能性があります。
しかし、あくまでも「435万円」という年収は平均でしかありません。雇用条件によっては高額な年収になることも少なくなく、実際に年収600万円を超えているケースも存在します。
必ずしも民間が公務員よりも年収が下がるとは言い切れない、ということを頭に入れておきましょう。

公務員と民間の年収に差が生じてしまう理由は、「会社の規模の大きさ」や「雇用形態」などが挙げられます。
民間の場合、会社の規模はさまざまであるもの。仮に規模の小さな会社である場合は、収入が低くなりやすい傾向にあります。
また、最近は正社員としてのバス運転手のほかにも「アルバイト」「業務委託」といった雇用形態が増えてきています。こうした雇用形態は正社員と比較すると年収が低くなりやすく、平均年収を引き下げる要因の一つでもあります。
こうした理由から、公務員と民間のバス運転手の平均年収に差が生じてしまうのです。
しかし、雇用条件を交渉するなどして年収を大幅にアップすることは可能。自分の運転技術や経験などをきちんとアピールすれば、平均年収以上の収入を得ることができるでしょう。

バス運転手の年収は公務員と民間とで異なります。そのため、自分が公務員と民間とでどちらで働くのがベストなのかを把握しておかなければなりません。
今回の記事では、そんな「バス運転手の年収」について詳しくご紹介しました。今後、バス運転手として就職や転職することを検討している方は、ぜひ今回ご紹介した内容をよく覚えておきましょう。
そのうえで、自分に合った働き方を実現してください。