安全運転のために知っておきたい! 「ドアミラー」の適切な調整方法
安全運転のために知っておきたい! 「ドアミラー」の適切な調整方法
後方確認や巻き込み確認など、車を運転するにあたってドアミラーは重要な役割を担っています。特に、乗客を乗せて走る送迎バスは万全の安全確認が必要となるため、ドアミラーを十分に活用しながら運転しなければなりません。
そこでこの記事では、安全運転をするために知っておくべきドアミラーの調整のポイントをご紹介いたします。
ドアミラーは視界をフォローするためのもの
ドアミラーは、目視やルームミラーでは確認できないサイドや後方の視界をフォローするためのものです。
送迎バスを運転するときには乗客の安全はもちろんのこと、バスの周囲にも目を光らせておかなければなりません。子どもを乗せるバスの場合、バスを発進させるときに危険が及ぶ範囲に子どもや保護者たちがいないかをチェックする必要があるため、ドアミラーは適切な角度に調整しておきたいですね。
ドアミラーを調整して死角を減らそう
運転席に座ったときに見えなくなる場所のことを死角と呼びますが、ドアミラーの角度が的確ならば、死角をかなり減らすことができます。だからといってドアミラーを外向きにしすぎると、道路の幅や他車との間隔がつかみにくくなります。運転席に座ったときにドアミラーの4分の1程度は車のボディが映り込むように調整しておくのが、運転しやすくするためのポイントです。
また、地面が映り込むようにドアミラーの角度を調整することも大切です。長い直線を走るときに地面が3分の1から半分ぐらい映るようにすれば使いやすくなりますよ。
ドアミラーの適切な角度とは?
運転席側のドアミラーはまず、車体が4分の1程度映り込むよう左右の角度を調整します。さらに、地面と空中が2:1ぐらいで映り込むよう上下の角度を調整すればOKです。
助手席側のドアミラーもほぼ同じですが、助手席側は車体や地面がわずかに多めに映り込むよう調整しておくと運転しやすくなります。運転席に座ったとき、助手席側のドアミラーから後部座席の取っ手部分がわずかに見えるくらいに調節しておくとよいでしょう。
安全運転のためにドアミラーを活用しよう
発進時や走行中は、ドアミラーを活用して頻繁に後方をチェックするよう心がけたいですね。自分が正しく走行していても、周囲の車が不意に危険運転をする可能性はゼロではありません。また、発進時や右折左折時に歩行者を巻き込まないためにも、サイドミラーのチェックが必要不可欠です。ドアミラーをきちんとチェックしていれば、とっさのときにも対応しやすくなります。
送迎バスをバックで駐車するときにも、ドアミラーの角度が的確ならば思ったとおりの位置に駐車できますよ。駐車が苦手な方は、バックするときだけドアミラーを少し下向きにするのも有効です。
■まとめ■
車の周囲や道路の状況に気を配りながら走行することはプロドライバーの基本といえます。しかし、ドアミラーの角度が合っていないと周囲の安全確認がしにくくなり、運転中にも不便な思いをすることになります。安全に運転するためにも、ドアミラーの向きを上手く調整してみてくださいね。