幼稚園バスの運転手はどんな仕事内容なの？

「幼稚園バスの運転手」の仕事内容は意外にも知られていません。存在は知っているものの、一日の流れや、具体的な仕事内容まで把握している方は少ないものです。
そこで、今回はバス運転手という職業の一つである幼稚園バスの運転手についてご紹介します。

幼稚園バスの運転手とは、皆さんがイメージしている通り「幼稚園児をバスに乗せて安全に通園させる仕事」です。
幼稚園児の各家庭を回り、一人ひとり子供たちを乗せて幼稚園へと向かいます。また、幼稚園が終わったら、再度子供たちをバスに乗せて各家庭に安全に送り届けます。

幼稚園バスの運転手という仕事ではありますが、基本的に送迎の運転だけが仕事内容というわけではありません。
他にも、幼稚園に関する仕事が任されることがほとんどです。主な仕事内容は以下のようなものが挙げられます。

・幼稚園の清掃

送迎以外の仕事内容としては、まず「清掃」が挙げられます。
各部屋の掃除や園庭の草むしり、掃き掃除など清掃の全般を行うのが一般的です。

・備品管理

幼稚園の備品の管理もバス運転手の仕事の一つ。授業で使用する教材、道具、部品、イベント前の備品整理、など、意外にも幼稚園バスの運転手はこうした作業を行うことが多いものです。

・その他の雑務

上記の業務の他にも、電気の取り換え、子供たちとのコミュニケーション、会議の出席などがあり、バスの運転の他の業務の方が多いのが現状です。

一口に「幼稚園バスの運転手」といっても、その雇用形態は大きく２つに分けられます。それに伴い、給料や待遇、働き方などに違いが生じるため、それぞれを確認しておきましょう。

・幼稚園と直接雇用

雇用形態の一つが「幼稚園との直接雇用」です。これは、幼稚園の職員として働くもので、子供たちや保護者とのコミュニケーションも多いのが特徴です。
ただし、一人で専任していることが多いため、急な欠勤は幼稚園にも各家庭にも迷惑をかけてしまう可能性があります。

・委託会社として雇用

幼稚園側がバス会社に委託するというパターンで雇用されるケースです。
幼稚園との直接雇用よりも給料が多いことが多く、また、万が一幼稚園との相性が良くなかった場合は別の幼稚園の担当になる、という選択肢があります。
しかし、担当幼稚園の先生方や子供たち、保護者とのコミュニケーションが少ないのが難点です。

幼稚園バスの運転手として働くにあたって、必要な資格は何なのでしょうか。最低限必要な資格は「普通免許」です。しかし、マイクロバスの規模によっては大型一種免許が必要になるケースもあります。
そのため、あらゆる場合に対応できるよう、事前に「大型一種免許」を取得しておくことをおすすめします。


まとめ

運転手という仕事の一つである「幼稚園バスの運転手」。子供が好きな方や、小さなバスを運転したいと考えている方にとって、魅力的な職業と言えるのではないでしょうか。
今回はそんな幼稚園バスの運転手の「仕事内容」「雇用形態」「必要資格」などについて詳しく解説しました。
ぜひ、現在幼稚園バスの運転手としての働き方を検討している方は、今回の記事を参考にしながら、就職・転職活動を進めてみてはいかがでしょうか。