中型一種免許とは?概要・種類・費用について詳しく解説
中型一種免許とは?概要・種類・費用について詳しく解説
ドライバーを目指す方にぜひ取得を検討してほしい免許であるのが「中型一種免許」です。大型免許よりも比較的取得しやすいのが特徴で、需要も高く就職や転職で有利な免許の一つといわれています。
しかし、中型一種免許の概要について知らない方も多く、種類や取得における費用などについて理解していないケースが少なくありません。
そこで、今回は中型一種免許の概要や種類、費用などについて解説します。
中型一種免許とは
中型一種免許とは、2007年に新設された免許です。以前は大型免許しかありませんでしたが、法改正に伴い免許区分の細分化によって中型一種免許が追加しました。
中型一種免許の位置としては、普通免許と大型免許の中間で、以下の車両が運転できます。
車両総重量 7.5トン以上11トン未満のトラック及びバス
最大積載量 4.5トン以上6.5トン未満のトラック及びバス
乗車定員 11人以上29人までのバス
中型一種免許を取得することで運転できるのは、中型車と呼ばれるトラック及びマイクロタイプのバスです。
自分が「どのような車両のドライバーを目指しているのか」をよく理解したうえで取得を検討しなければなりません。
中型一種免許と中型二種免許について
実は、中型一種免許の他に似た免許が存在します。それが「中型二種免許」です。
それぞれ条件や試験内容が異なるため、取得に進む前にそれぞれの違いを把握しておかなければなりません。
中型一種免許は、取得可能年齢が20歳以上と特殊免許の中では比較的低い年齢が設定されています。また、取得条件は普通免許取得後2年以上とされていて、こちらも特殊免許の中では比較的短い期間の設定となっています。
そして、上記でも触れた通り、取得することで最大積載量6.5トン未満、乗車定員11~29人未満の車両が運転可能となるのが特徴です。
一方、中型二種免許は年齢制限が21歳以上で普通免許以上の免許取得後3年が条件として設けられています。
取得することで運転できる車両は、車両総重量5トン以上11トン未満、乗車定員11人~29人未満のバスです。
ちなみに、それぞれの取得費用にも差があり、中型一種免許のほうが安価な傾向にあります。
それぞれの特徴を把握し、自分の状況と照らし合わせて取得を検討してみてください。
中型一種免許の取得費用
中型一種免許を取得する際に、絶対に確認しておくべきなのが「取得費用」です。
中型一種免許は決して安価な免許ではないため、相場を理解したうえで検討しなければなりません。
中型一種免許の取得費用の相場は以下の通りです。
・普通免許取得者 20~35万円
・中型 8トン限定 MT車 8~10万円
・中型8トン限定 AT車 4~6万円
現時点で取得している免許の種類によって相場が異なるため、まずは自分が取得している免許について整理してみましょう。
また、仮に免許の取得費用が高額であっても、割引プランを利用したり、閑散期に取得することで、相場よりも安価に取得できることがあります。
教習所を選ぶ際には、こうした料金面のプランについてリサーチしておきましょう。
まとめ
今回の記事では「中型一種免許」について解説しました。
中型一種免許は、トラックやバスを運転するうえで必要な免許です。いわゆる「大型車両」の運転は認められていませんが、中型規模であれば問題ありません。
また、中型一種免許を取得しておくことで、大型車両向けの免許の取得がしやすくなるため、ひとまず取得しておくこともおすすめです。