大型2種免許の取得方法は?必要条件と料金についても解説
大型2種免許とは
営業用大型自動車を運転する際に必要な免許である「大型2種免許」。路線バスや観光バス、スクールバスなどを運転する際には、必須の免許といえます。
とくに、乗車定員が30人以上の自動車の場合は、大型2種免許を取得していないと、運転することはできませんし、就職や転職でも不利になることがあるようです。
そこで、今回は大型2種免許の概要と取得方法、料金などについて解説します。
大型2種免許とは、「大型自動車第二種免許」のことで、バスを始めとした大型車の運転に必要な免許です。
大型2種免許を取得することで運転できる自動車は、乗車定員が30人以上のバスや総重量11t以上もしくは最大積載量6.5t以上のトラックなどが挙げられます。
そのため、大型車のドライバーを目指す方は大型2種免許の取得が必須。取得しておくことで、就職や転職が有利になります。
大型2種免許の取得方法
大型2種免許はどのように取得すれば良いのでしょうか。
まず、大型2種免許を取得するにあたっていくつか条件があります。それが以下の通りです。
・年齢が満21歳以上
・普通免許以上を取得している
・普通免許取得から通算3年以上が経過している
・運転能力に問題が無い(聴覚・視覚・運動能力において)
この4つの条件を満たしていないと、大型2種免許を取得することはできません。そのため、まずは自分が取得できる状況にあるかを確認する必要があります。
また、大型2種免許を取得するには「筆記試験」「技能試験」の2つに合格しなければなりません。座学の講習や技能講習などで、知識と技術を身に付けたうえで試験に臨むことが合格のカギとなります。
しかし、取得方法は上記の方法だけではなく「一発試験」というものもあります。一般的に免許を取得する方法としては、上述したように講習を受けたうえで資格を取得ケースがほとんどですが、技術や知識に自信がある場合は、必ずしも講習を受ける必要はありません。
つまり、教習所で学ばずに初回から試験を受け、合格できれば大型2種免許の取得が可能なのです。
教習所へ通うよりも料金が安く、手間も少ないのがメリットですが、合格率はわずか7%といわれているため、結局のところ難しいのが現実。
スムーズな合格を目指すのであれば教習所に通うか、もしくは合宿免許として短期間で学ぶかのどちらかをおすすめします。
一発試験や合宿免許
大型2種免許を取得するための方法である「一発試験」と「合宿免許」について解説します。
●一発試験
一発試験はその名の通り試験のみを受けることで、教習所などに通うことなく免許を取れることが最大のメリットです。
一発試験は技能試験が後日なので、すぐに取得できないのがデメリットではありますが、教習所に通う場合と比較すると日数もかからず、費用も抑えることができます。
二種免許を持っていない場合は合格時に講習を受ける必要があります。
大型二種免許は合格のハードルが高く、教習所へ通った場合と比べると一発合格率が8%に満たず、ものすごく低いことが確認されています。
当日に再試験を受けることは不可能なので、同じ手順を踏んで再度受験しなければなりません。
また、大型二種免許の一発試験に対応している運転免許試験場も少ないため、なかなか難しいのが現状です。
●合宿免許
合宿免許は最短で7~14日と教習所によって差がありますが、必要な実技を学ぶことができ、卒業することで最難関の実技試験をパスすることができるので、一発試験に比べると合格率は高いです。
通学の場合およそ1ヶ月通うことになるので、比較すると短い期間で取得できるようになっています。
大型2種免許の料金
大型2種免許の免許を取得するにあたって気になるのが「料金面」の問題ではないでしょうか。決して安価な免許ではないため、取得を検討する前にある程度の相場を把握しておく必要があります。
しかし、大型2種免許に関しては、現時点で取得している免許によって金額が大きく異なるため、一概に具体的な金額が言えません。
大型2種免許の料金のイメージとしては以下の通りです。
・普通自動車免許を取得している場合 40~50万円
・大型1種免許を取得している場合 25~30万円
上記を参考にしながら、予算を立ててみると良いでしょう
まとめ
今回の記事では「大型2種免許」の取得方法について解説しました。
バスやトラックといった大型車のドライバーを目指すのであれば、大型2種免許は必要な免許であるといえます。
しかし、実際には取得方法を把握していなかったり、そもそも大型2種免許がどのような免許なのかを理解していなかったりする方がほとんど。
決して簡単に取得できるような免許ではないため、きちんと基本情報を把握したうえで取得を検討することが大切です。
ぜひ、今回の記事を参考にしながら「大型2種免許」への理解を深めましょう。