子ども同士のケンカに大人はどう関わるべき?
子ども同士のケンカに大人はどう関わるべき?
子どもは思わぬタイミングでケンカを始めることがあります。そんなとき、周囲の大人はついついケンカを止めたり子どもを諭したりしがちです。しかし、子どもにとってケンカは成長のチャンスでもあるので、やみくもに止めるのはおすすめできません。
では、子どもがケンカを始めたときにはどう対処すればよいのでしょうか? この記事では、子どものケンカに大人がどう関わるべきかについて紹介します。
子どものケンカが起きたらまずは見守ろう
子どもたちにとって、友だちとのケンカは貴重な経験になります。「自分と友だちでは考え方が違う」「自分の要求が通らないこともある」など、子どもはケンカを通してさまざまなことを学んでいきます。
子どもにとって友だちとのケンカは必要な経験と考え、子どもたちがケンカを始めたときには口を挟まずにしばらく見守りましょう。子どもたちには問題を解決しようとする力が備わっており、見守っているうちに自然と仲直りするケースも多いものです。
子どものケンカを止めるべきタイミング
しかし、幼稚園児ぐらいの年齢の子どもにとって、友だちに謝ったり譲り合ったりするのはまだまだ難しいものです。中にはイライラして友だちを叩いたり蹴ったりしてしまう子どももいます。
保育園や幼稚園の先生は、ケンカが始まったときには見守るけれど、どちらかの子どもが手を出したときには止めることがほとんどです。また、複数対1人のケンカが起きているときや相手を否定する暴言が飛び出した場合などにも、周囲の大人が早急にケンカを止めるようにしたいものです。
子どもの言い分を聞いて共感を示そう
子どもたちのケンカが収まらないときには、それぞれの言い分をじっくり聞いてみましょう。
子どもはケンカをしているときの怒りや悔しさといった感情をうまく表現できないこともあるものです。話を聞きながら「一緒に遊べなくて寂しかったんだね」「おもちゃを取られて悔しかったんだね」と子どもに寄り添うように共感するとよいでしょう。こうすることで、子どもは自分の感情を具体的に整理できます。また、周囲の大人が話を聞いてくれたという安心感によって、気持ちも落ち着きやすくなるのです。
子ども同士で解決させることも重要
ケンカがなかなか解決しないときには、それぞれの子どもに「どうしたらいいかな」「どうすれば仲良くできるかな」と尋ねましょう。大切なのは「謝ろうね」「おもちゃを順番に使おうね」と大人が解決策を示すのではなく、子ども自身に解決方法を考えさせることです。
子どもは集団生活で他人と関わることによって、日々多くのことを学んでいきます。友だちとのケンカを子ども同士で解決することは、子どもにとって貴重な体験となるはずです。
子ども同士のケンカは意外とあっさりしていて、数分前までの険悪な雰囲気が嘘のように笑い合っていることもあるものなので、あまり心配はいりません。子どもたちがケンカを始めたときには状況に応じて助け舟を出し、子どもたちの心の成長をうまくサポートしてあげたいですね。
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