子どもも紫外線に要注意! 紫外線が子どもに与える影響
子どもも紫外線に要注意! 紫外線が子どもに与える影響
夏になると、日差しが強くなります。子どもたちと関わるお仕事をなさっている方には、紫外線が子どもに与える影響が気になるという方もいるのではないでしょうか。
紫外線量は年々増えてきていることがわかっています。子どもたちの健康を守るためにも、紫外線についてきちんとした知識を付けたいものです。
ここでは、紫外線が子どもに与える影響や対策について解説します。まだ残暑の厳しい時期になりますので、対策をしておきましょう。
そもそも紫外線とは?
紫外線とは、太陽光線に含まれているもので、目には見えない光線です。紫外線というと肌を黒くしたり発がん性が疑われたりと、何かと怖いイメージがあるかもしれません。しかし紫外線は、人間が生きていく上で必要な光線でもあります。
人体は紫外線を浴びることでビタミンDをつくり、骨やからだを丈夫にするのです。
とはいえ必要な紫外線の量は1日15分、手の甲に浴びる程度。紫外線をまったく浴びないことはいけませんが、過度に浴びると人体に悪影響を及ぼします。
紫外線が子どもに与える影響とは
紫外線を大量に浴び続けると、皮膚がんのリスクが高まったり、白内障の罹患率が上がったりすることがわかっています。
子どもは大人に比べ皮膚が薄く、デリケートです。紫外線の影響で皮膚が赤くただれてしまったり、将来皮膚の老化が早まってしまったりすることもわかっています。
子どもは少しの量の紫外線でも影響を受けやすいので、大人以上に紫外線対策に気を付けてあげる必要があるのです。
子どもたちの紫外線対策
紫外線量は5月から9月にかけて増加します。真夏だけではなく、早い時期から対策を行っていくのが肝要です。
子どもたちを遊ばせるときは日なたを避け、日陰を選ぶようにしましょう。時間帯としては、昼前後が最も紫外線量が高くなるため、なるべく早朝や夕方がおすすめです。外で遊ぶ際には必ず帽子を着用させましょう。帽子は紫外線対策だけでなく、熱中症対策としても有効です。
日焼け止めクリームの使用もおすすめです。オーストラリアなど紫外線量の多い国では子どもに塗布するのは当たり前になっています。近年は日本でも子ども向け日焼け止めクリームの販売が増えてきました。保護者の方と相談しつつ、使用を推奨することをおすすめします。
子どもたちを紫外線から守りましょう
子どもは大人のように、自分で紫外線対策をすることができません。身近な大人が紫外線の悪影響から子どもを守りましょう。