世の中に案外多い? 「子ども嫌い」な人の心理&克服するコツ
「子ども嫌い」な人の心理&克服するコツ
「子どもって、無邪気でかわいくて大好き!」という人は多いです。しかし「子どもが苦手で、どう接したらいいかわからない……」という“子ども嫌い”の人も少なくありません。
そんな子ども嫌いの人に多く見られる心理とは、いったいどんなものなのでしょうか。子ども嫌いを克服するためのコツと合わせてご紹介します。
子ども嫌いな人の心理はどういう状態?
子ども嫌いな人が子どもを苦手とする理由は、「泣いたりわめいたりして言うことを聞かない」「声が大きくてうるさく感じる」「想定外の行動をするのでハラハラする」など、こちらが迷惑に感じることをしてくるというのが大半です。つまり、子どもそのものではなく“子ども特有の行動や特徴”が嫌いなケースが多いのです。
また、子ども嫌いと宣言することで冷たい人に見られたり、気持ちを否定されることもあります。そのため、子ども嫌いということを隠したまま、嫌な思いをしている人も少なくありません。
子どもが嫌いだ! と、開き直って暮らすのもひとつの道です。しかし、子ども嫌いを克服することができれば、苦手なことや周りの人たちからの声で心をすり減らすことが少なくなり、快適に暮らせるようになるかもしれません。
こころの棚卸し・視点を変える……子ども嫌いを克服するコツとは
子ども嫌いを克服したいからといって、考え方を無理に変えるのは苦手意識が強まるだけで、あまり勧められた方法ではありません。また、一口に子ども嫌いといっても、その理由や苦手意識の強さはさまざまです。
子ども嫌いを克服するために、まずは自分の心の中を振り返ってみましょう。
どの年代の子どもが苦手なのか、子ども嫌いになったきっかけは何なのか? 子どもがどんな行動をするときに、苦手意識が強くなるか? 細かく自問自答してみてください。
さらに、苦手意識の中には恐怖心や緊張感などの感情が含まれていることも。“こころの棚卸し”をすることで、そういった細かな部分に気づき、対処ができるようになります。
子どもの立場や視点になって考えてみる
赤ちゃんは言葉が喋れず、快・不快を伝える手段として頻繁に泣きます。
また、1~6歳ぐらいまでの子どもは、考える力が未熟です。このため、言動をわがままに感じることもあります。
小学生ぐらいになると善悪の判断がつき始めますが、さまざまな言葉を覚えるので、話していると生意気に感じることもあります。どの段階においても、子どもは大人と比べたらまだまだ未熟な存在です。
子どもは楽しいことを見つけるとすぐに夢中になってしまい、周りの配慮を忘れてしまうことがあります。
そして、行動のひとつひとつに子どもなりの理由があります。いきなりは難しいかもしれませんが、子どもがなぜそんな行動をするのか? と考えることで、子どもの気持ちを理解し、子ども嫌いの克服に繋がります。
みんな一度は通る道。心を広く持って、子ども嫌いを克服しよう
大人である自分自身も、かつては同じように子どもだった時代があるのです。個人差はあるでしょうが、誰しも一度は大人に怒られた経験があるのではないでしょうか? 子どもとは、善悪の判断やマナーを失敗から学ぶものと考え、多少は大目に見るつもりで過ごすと気が楽になります。
また、最近では子どもと接する経験がなくて“未知の存在”であることも、子ども嫌いが増加している原因だと言われています。親戚や友人などの子どもと触れ合う機会を作ってみるのも良い方法です。子ども嫌い克服を目指して、少しずつ無理のない範囲で続けてみてください。