契約送迎バス運転手の仕事内容と収入について解説

近年、日本経済の低迷や少子高齢化問題などの影響で、働き手の大幅不足が懸念されているなか、従業員確保のために給料形態や勤務体制などの見直し強化を積極的に進めているバス運行業界。とくに、バス運転手の人員不足に頭を抱えている企業も多いことから、運転手の早急な確保に向けた待遇面の改善・工夫に取り組んでいる会社も増えてきました。

ここでは、契約送迎バス運転手の仕事内容と収入事情について紹介します。

契約送迎バスとは、あらかじめ定められた特定の場所へと利用者・乗客を送迎するバスのことを指します。

ここでは、契約送迎バスの運転手の仕事内容について紹介します。

・イベント会場までの送迎

契約送迎バスの仕事のひとつに、イベント会場までの送迎業務があります。イベント会場までの送迎業務とは、イベントに参加する人を最寄りの駅やバス停からイベントが開催される会場・施設まで送迎する仕事のことを指します。

たとえば、コンサート・ライブやモーターショーなど、数千人～数万人規模の大掛かりなイベントでは、数十台の送迎バスにて参加者をイベント会場まで送り届けます。

・スクールバスの運行業務
スクールバスの運行業務も契約送迎バスの仕事のひとつです。スクールバスの運行業務は、学校・各種スクールと規定のバス停までの道のりを送迎する仕事となります。

スクールバスの運転手には、「常に同じルートを送迎するため、複数の道順を覚える必要がない」といったメリットがあります。

・社員の送迎業務

契約送迎バスの仕事のなかには、社員の送迎業務といった仕事も含まれます。社員の送迎業務とは、規定のバス停と特定の会社や営業所、工場などの職場間を送迎する仕事のことを指します。

企業や施設で働く社員・従業員の通勤をサポートする重要な交通機関でもあることから、多くの社会人の支えになれる仕事だといえます。

送迎バスの運転手として勤務することを検討している人のなかには、「契約送迎バス運転手の収入はどれくらいなのか？」などの疑問を持っている人も多くいます。

ここでは、契約送迎バス運転手の収入事情について紹介します。

・正社員で雇用された場合は月給30万円の給料をもらえる

契約送迎バス運転手の平均的な給料相場として、正社員で雇用された場合は「月給30万円」の給料が支給されるケースが多いです。また、バス運行業界の急激な人員不足が深刻化しているなか、多くのバス運行会社では、運転手の確保を目的とした待遇面・勤務形態の見直しが検討されています。


・運転手自身が給料形態を選択できる
送迎バスのドライバーには、「運転手自身が給料形態を選択できる」といったメリット・特典があります。たとえば、日給制や時給制など、給料の算出方法を運転手自身で決めることが可能です。とはいえ、前述のような給料形態の選択は、バス運行会社の社員として勤務するのではなく、「企業や施設、各種スクールなどとの直接雇用」や「個人事業主・フリーランスとしての契約」などのケースに適用されることが一般的となっています。

契約送迎バスの運転手は、正社員としてバス運行会社に雇用された場合、「平均月給30万円」の給料支給を受けることが一般的とされています。また、「企業や施設、各種スクールなどとの直接雇用」や「個人事業主・フリーランスとしての契約」を選択することで、日給制や時給制といった給料形態を運転手自身で決めることが可能です。

より自分自身に合った働き方を追求するためにも、あらかじめ契約送迎バス運転手の収入事情や雇用形態の違いについて把握しておきましょう。